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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第86章 巣ごもりのその後 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ



夕飯の前に…検査をする事にしたんだけど

「ねぇ、付いて来るつもり?」

「当然だろう?俺も結果が知りたいからな」

トイレまで移動する後から
ピッタリと付いて来るから

「中には入れないからね?」

「ダメなのか?」

「そんな事されたら、出る物も出ないよッ。
閉めるからね?ドアから離れて。
こんな所まで、付いて来なくていいから」

バタンっとトイレのドアを閉めて
鍵を落とされて締め出されてしまったが

流石に夫婦とは言えど
そこには入れては貰えないらしい

ガチャっと…トイレのドアが開いて

中からみくりが

妊娠検査薬のキットを握りしめていて

「杏寿郎ーーー!!」

そのまま勢い良く飛びついて来て
抱きつかれてしまったので
この体勢ではその結果が見えないが

「……出来て…、たのか?」

自分の身体に抱きついているみくりに
そう確認を取ると みくりが
その白いスティック状の物を見せて来て

「うん。そうみたい」

「…そうか、そうなんだろうなとは
思ってはいたが…。そうか、出来てたんだな」

杏寿郎ならもっと大きな声で叫んだり
して来そうな感じなのに
意外に静かだなと思いながらに

「こっちと、こっちの窓に線が出てるでしょ?
こっちは、ちゃんと正常に
検査が出来てるよってサインで。
こっちが、妊娠してますよって結果なんだって」

丸い窓と四角い窓の両方に線が見ていて

「これさ、すぐに結果が出るんだね
びっくりしちゃった。1分も掛からないよ」

陽性の判定が出ている
妊娠検査薬のスティックを
みくりが上に掲げて眺めていて

後ろからその身体に自分の腕を回して
ギュウウっとみくりの身体を抱きしめる

「赤ちゃん、ウチにもちゃんと
来てくれて良かったね。杏寿郎」

「ああ、そうだな。お祝いしないとな。
それから、写真撮るって話してただろう?」

お祝いをするつもりだったのは
みくりもそうだったらしく

ダイニングのテーブルの上には
ステーキをメインにして
スープとサラダだったんだが

「やっぱり、食べれそうにない…のか?」

「うん…、スープはちょっと飲めそうだけど。
水嶋さんに教えてもらったんだけどね。
白いご飯、小さいおにぎりにして置いて。
食べれそうな時に、置いといて。
ちょっとずつ食べたらいいよって」
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