• テキストサイズ

ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第85章 秋は巣ごもり 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ



「んむっ…、んんぅ」

「奥さんは、カニが食べたいなら
そのまま何も言わずに、食べるんだ。
でないと、カニより先に俺が
奥さんを食べる事になるだけだからな?」

分かったら首を縦に振る様にと
杏寿郎が付け足して来て
そのまま言葉は出さずに首をコクコクと縦に振る

そのまま カニを食べ始めて

丸々1杯の姿茹でには
塩味が付いているから
そのまま食べられるし

カニ酢が添えてあるから
それを付けて食べてもいいし

その食べ方だけには飽き足らずに

本来なら焼きガニを焼く為の
コンロの網の上で焼きカニを焼きながら

先に茹でガニの甲羅を外して
かにみそを用意されていた方の
甲羅の中のかにみその上に乗せて移動させると

その甲羅をこんがりとコンロの上で
香ばしくなるまで内側を焼き始めて

「ねぇ、カニもお酒もあるんだしさ。
甲羅酒にして飲もうよ、美味しいよ?」

「まぁ、そのカニの楽しみ方も
運転しなくていい泊まりならではか。
少々おっさん臭い気がしなくも無いがな」

「だったらさ、その甲羅のかにみそさ
綺麗に全部食べちゃってよ。みそが
甲羅に残ってたら、生臭いだけの
甲羅酒になっちゃうからさ」

本当なら冷酒よりも
熱燗を注ぐ方がいいらしいと
みくりが言いながらも
香ばしい香りのする甲羅を返して

その中に冷酒を注いで行く

土鍋の中では 出汁の昆布にふつふつと
小さな気泡がつくようになって来て

「もうちょっとしたら、昆布取らないと」

みくりに倣って
綺麗に甲羅のかにみそを残さずに食べると

内側をコンロの上でこんがりと炙る

「カニの香ばしいいい匂い~。
もう、甲羅酒良さそう。熱くて飲めないから
杏寿郎の分が出来るまで、冷ましとくね」

そう言って完成した甲羅酒を皿に移すと

カニと舞茸の天ぷらを美味しそうに食べていて

「ん~~んっ、美味しい。
カニの天ぷら。コースにあるとテンション上がる」

はぁっと至福の顔を浮かべながら
みくりがカニの天ぷらを食べていて

「奥さんは美味しそうに食べるが、
カニは一番、良い顔して食べるな。
なら、そんな奥さんに追加で
カニの天ぷらを注文してもいいが?」

「えぇっ?いいの?」

「ああ。ついでにカニ刺しも食べたかったからな」

「カニ刺し?」

「カニ刺しも…だな?」

「食べたいッ」



/ 4730ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp