第85章 秋は巣ごもり 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
「杏寿郎の馬鹿っ」
「はいはい、そうだな」
「杏寿郎の…、意地悪」
「それは、俺も自覚があるからな認める」
「杏寿郎……」
「…っ、何だ…?みくり」
みくりがそれまでとは
違う声のトーンで
こちらに何かを訴えかける様にして
杏寿郎の名を呼んで来て
「……杏寿郎、…好きッ」
「……なっ、奥さんッ、それは狡いぞ?
そんな言い方があるか?みくり」
グイっと畳の上にうつ伏せになって
拗ねていたみくりの身体を起こして
自分の膝の上に抱える様にして座らせる
「だから、何で、今のタイミングなんだ?
確かに後でとはあの時に言ってはいたが。
それは今じゃないだろう?毎度毎度、
何でどうにも出来ないタイミングで、
奥さんは俺を煽って、生殺しにして来るんだ?」
「……??生…、殺…し?」
「また、行きたくもないトイレに行って貰うが。
今度のは、俺が悪いんじゃないからな?
奥さんが全部、悪いんだからな?」
「へ?何っ?…私が悪いって…っ、んんっ」
そのまま 息が出来ないんじゃないかって程の
キスを杏寿郎がして来て スルッと
浴衣の合わせの間から 杏寿郎が手を
浴衣の下に滑り込ませて来て
閉じている太ももの間に
手を割り込んで押し込んで来る
「んんっ、やぁ、ん、ダメッ…それ以上は…」
「嫌、ダメだ。許さないからな…。
奥さん。余り俺を、煽り過ぎても
後がとんでもなくなるだけだぞ?いいのか?」
「んぁあ、やぁ…んっ、はぁ…んんッ」
スルスルとキスで身体の力が抜けてしまって
自分の足を閉じている事も
難しくなって来て 杏寿郎の手が
みくりの太ももの内側を撫でて行く
「もっと、言ってくれるんじゃないのか?」
「今…、言うの?んんっ、…あぁん」
好きって?杏寿郎に?
え?でも…っこんな風になってる
旦那さんに言っちゃっていいの?
「言ってくれない…のか?みくり」
ススス…と太ももの内側を
その手が上って来て
スリスリと鼠経の辺りの際どい所を撫でて来る
「でっ、でも…今、言った…らっ」
「今のキス…位じゃ済まないだろうな」
キスじゃ済まないと言いながらに
そう言って欲しいと強請られてしまって
どうしたらいいのかと 混乱してしまう
「なら、みくり。俺から言うか?」