第85章 秋は巣ごもり 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
そう言って宿泊者用のフロントで
浴衣の受け取りをスタッフに
杏寿郎が依頼をして
「みくり、何色がいい?」
「え?サイズじゃなくて?」
「各サイズに色が数種類あるらしいぞ?」
「そうなんだ、てっきりサイズで
色が違うんだと思ってた。ピンクで」
杏寿郎の手からピンクの浴衣を受け取ると
それぞれに男湯と女湯に分かれて
普通に全部頭から身体まで洗って
下着そのままなのが頂けないけど
受け取ったピンクの色浴衣に着替えた
お風呂を済ませて 髪を乾かして
休憩エリアで待っていた杏寿郎の元へ戻ると
「なぁ、みくり。
インターネットで色々と調べたんだがな?
妊娠中はだめだが、妊活中は特に
飲酒を制限しなくていいらしいぞ?」
ぱちぱちとみくりが瞬きをしていて
驚いたのか面食らった顔をしていて
自分のスマートフォンで検索して
幾つかサイトをチェックすると
「え?じゃあ。お酒飲んで良かったの?」
「と、言う事らしいから飲むだろ?日本酒」
「飲みます、飲みたいです。杏寿郎様ぁ。
地酒っ、この辺りの地酒が良いです」
「もっと早く調べれば良かったんだがな。
もう飲まないって言うから、
俺もそれを調べて無くてだな」
部屋はこのお風呂のある建物にあるから
そのまま部屋に杏寿郎と向かった
宿泊エリアは宿泊客しか出入りしないから
本館の建物の中でも静かだった
「この感じだと、そんなに
ここの建物の中には部屋数は無いよね?」
「22部屋だけらしいぞ?本館は。
すぐ近くに別館もあるがな。」
お部屋はスタンダードな10畳の和室で
夕食は7時かららしいので
ちょっとお茶を飲んでゆっくりしたら
カニが食べられるみたいだった
「折角だし、もう飲んどくか?」
「何、それは、カニは飲んで待てって事?」
「そう言う事だ、良いだろう?」
「まぁ、飲みながら待っても良いけどさ」
杏寿郎がアルコールのメニューから
地酒を3種類適当に選んで
部屋の電話から注文してくれていて
「色浴衣もいいな」
「そうだね、色付きも可愛いね」
「もう、部屋なんだし良いだろう?」
「えっ、でももうちょっとしたら
夕食も始まるし、それよりも先に」
「頼んだ地酒が届くかもな?」
そう言ってるけど
言ってる事としようとしてる事が違う…し
キスするつもり 満々…ッ