第85章 秋は巣ごもり　後編　お相手：煉獄杏寿郎　現代パロ

「ああ、ジャンボヨーグルの事？
あれはね、確かモロッコヨーグルが好きな人が
あれをね、パンに塗って食べるのが好きらしくて。
パンに塗ろうとしたら、モロッコヨーグルを
沢山開けないとダメだからって。
駄菓子チェーンの部長さんが、
大きなモロッコヨーグルを作って欲しいって
食べたいんだって言って完成したやつらしいよ？」

「どこで得た情報なんだ？それは？」

「え？この話のソース？大阪ガスのサイト。
でも、ジャンボヨーグルはスーパーでも
偶に売ってるよね？見たことあるよ。
普通のモロッコヨーグルの１１～１２個分らしいよ？
ジャンボが２３５円らしいから、２０円ほどお得」

「パンに塗るのか、その発想は無かったな」

「酸味があるから、蜂蜜掛けたら
中和していい感じになりそうだけどね、
メープルシロップとか、後はそうだな
モロッコヨーグルを塗った上に
バナナのスライスを並べて、その上から
チョコシロップでもいいけど」

こちらを見ている杏寿郎と目が合って

「帰りに、買って帰るか。大きい方とパン」

「そうだね、朝ご飯にしてみる？水曜日の。
杏寿郎は、何、他に買ったの？」

「俺はこれだな、甘い物枠の
スーパーBIGチョコ。これと、
あっちと悩んだんだがな、チョコケーキ」

杏寿郎が長細いバーになった
チョコレートの駄菓子を見せて来て
チョコケーキとどっちにするか
悩んだと話して来る

「あ。２枚入ってるやつでしょ？
口の中が水分取られてカスカスになるやつ。
私はね、最中に色々なのが入ってる方と
悩んだんだけど、こっちにしたんだ」

そう言ってみくりがシートの上に
綺麗に整列して四角い硬いピンク色の
グミの様な餅が並んでいる
さくらんぼ餅を見せて来て
色んな色のがミックスになった方と
悩んだのだとこちらに話して来る

「ああ。それか、それは確かに女子がみんな
持って来てたな、シェアもしやすいもんな」

「シェアと言えば、これはふたりでって
思ったから、３００円には入れてないんだけどね。
ニンジンもあるよ？ほら、可愛いよね？」

そう言って自分の鞄から
みくりがニンジン様な形の
ポン菓子が詰まっているのを出して来て

「ポン菓子か、懐かしいな」

「杏寿郎のお家には、偶にポン菓子の
おっちゃんが来たりしてたの？」