第84章 秋は巣ごもり 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
そのまま杏寿郎に抱かれてしまって
彼の吐き出す熱を自分の奥で受け止める
無意識に下腹部を撫でていた様で
隣で肘枕で寛いでいた杏寿郎が声を掛けて来る
「満足した感じか?奥さんは」
「う、うん、したには…したかな。
ここの中に沢山溜まってる感じがするし。
何だろう、何か、お腹の辺りがね
ポカポカする様なそんな感じがするの」
何でだろう?とみくりが
自分のお腹を撫でながら首を傾げていて
「出来てるんじゃないのか?」
「え?それは無いよ。だってまだ
排卵してないんだよ?今の段階で
出来るのはありえないじゃんか」
ゴロンと杏寿郎が肘枕から
仰向けに寝がえりをうって体勢を変えて
うーんっと背伸びをすると
「さて、まだ日付も変わる前だしな。
上、上がって続き、するんだろ?
まだ、俺は君の撮影会してないからな」
「あっ、そう言えば、そんな話。
すっかり忘れてたけど、あったねぇ」
それから2階で 撮影会ごっこをして
2人で遊ぶ事になって
セクシーランジェリーを身に付けて
注文の多い旦那さんの指示で
色々とポーズを取らされて撮影されてしまって
撮影されるのは あの頃を思い出すから
怖いと思ってたけど スマートフォンじゃないなら
大丈夫みたいで えっちな旦那さんは
えっちな写真を撮ってる時は楽しそうだったけど
「ねぇ、杏寿郎それ、どうするの?」
「これが、10年後20年後に
あの頃の奥さんは、こんなんだったんだなと
懐かしく振り返れる時が来るかもな?」
「そう言えば、前にテレビで
韓国の人は自分の写真集作るって言ってた」
「作るか?自分の写真集」
ニヤニヤと嬉しそうな笑みを浮かべていて
「そんなのにするのに使うんだったら、
ちゃんとお化粧して、髪の毛もしたいし」
「だったら、まだ明日もあるし、
今からすればいいだろう?写真集」
「しっ、しないよ?誰得よ?それっ」
「んー?俺得じゃないか?」
杏寿郎の言い方は本気なのか嘘なのか
どっちなのか分からないし
「でも、あるぞ?プロのカメラマンに
自分の最高に綺麗な瞬間を残して貰うの。
日本でもヌードの撮影をしてくれて
写真集を作れるスタジオがあったぞ」
「いや、だから、誰得なのよ?それは」
「俺だろう?他に誰に見せるつもりなんだ君は。
そんな顔をして睨まなくていいだろう?」