第84章 秋は巣ごもり 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
一緒に飲まないかと言われて
もし子供が出来てたらと思うと
やっぱりどうにも遠慮してしまうし
影響が何もないとも言い切れないから
自然と自分の方から避けてしまう様な
行動を取ってしまって居るのは確かで
杏寿郎がオールフリーで作った
ディーゼルをピザのオマケのコーラで
作って一緒に飲もうと言って来て
注文してからピザが届くまでの時間を
まったりとハンモックの上で
寛ぎながら過ごして待った
杏寿郎がクッションを背もたれにして
読みかけにしていた本の続きを読んでいて
みくりはその杏寿郎の身体に
自分の頭を置いて預けてLINEをしていて
「LINEしてるのか?」
「うん、荒木さんとね。LINEしてるよ。
荒木さんはもうすぐお産になるから。
出産前にどんなものをどれだけ
用意したのか聞いてみよっかなって」
よしよしと杏寿郎が
みくりの頭を本を読みながら撫でて来て
「で、どうだったんだ?」
「うん、ベッドとかベビーカーとか
チャイルドシートはもう使わないから
要らないよって言うお友達から
あれやこれやと貰ったみたいだよ?」
「ベッドはダスキンとかでも、
リースでレンタルする手もあるが、
月に2000円払ってレンタルするのと。
買ったとしてもベッドの相場が2万程度だしな」
そんな話をして居ると
インターホンが鳴って
デリバリーピザが届いて
ウッドデッキのハンモックに揺られながら
杏寿郎と一緒に食べた
ベッドの上での飲食は
抵抗があるけど
ハンモックカフェがあるくらいだから
ハンモックで飲食する事には
あまり不思議と違和感を感じない
「こう言う、家での
時間の過ごし方もいいもんだな。
やっぱり隣に居るのが、奥さんだからだな」
「そうだね、ウッドデッキで
空を眺めながら、秋を感じて
ハンモックに揺られて、美味しいピザ
食べられるなんて、贅沢だとは思うよ」
にっと隣の杏寿郎が
こちらを見ながら笑みを浮かべると
「みくり。それは隣に、男前で
素敵な頼れる旦那さんが、居るからか?」
「はいはい、旦那さんは男前だし、
素敵だし、頼りにしてるしね?」
ピザを食べ終わって 片付けも後にして
そのまま ハンモックの上で寛ぐ
身体に掛ける為に用意してくれていた
毛布を自分と杏寿郎の身体に掛かる様にして
その毛布の中に潜り込む