第84章 秋は巣ごもり　中編　お相手：煉獄杏寿郎　現代パロ

「蜜璃ちゃんに貰った、蜜璃ちゃんの
実家の養蜂所の蜂蜜があるんだった。
ああ、そうだ、蜂蜜ビールにする？」

「ハニービールか、それもいいな。
意外な取り合わせかも知れないが。
実は相性がいいんだぞ？ビールと蜂蜜は。
蜂蜜ビールの代表格は、ドイツのビーケンだな」

「レモンビールも美味しいから、
蜂蜜レモンビールも美味しいよね？きっと」

キッチンでみくりが
何かをスマートフォンで検索すると
それをスタンドにセットして

蜜璃の実家の蜂蜜の蓋を開けて
木製のハニーディッバーをその
黄金色の蜂蜜の中に沈めると

食器棚に並んでいる
色々な種類のビールグラスの中から
一番背の高いピルスナーグラスを選んで
自分の手に取ると
グラスの底に少し溜まるくらいの
蜂蜜を注いで行く

そこに溜まった蜂蜜の層の上に
少しだけピルスナービールと言う名の
アサヒスーパードライを注いで
中の蜂蜜と混ぜ合わせると
その上にトクトクとビールを注いで

「はい、杏寿郎の蜂蜜ビールね」

ウッドデッキに居た杏寿郎に
ピルスナーグラスを差し出すと

「ハンモックの上で飲むだろう？
寛げる様にクッション背もたれのやつ
置いて置いたぞ？後、毛布もな」

ハンモックの上で寛げる様に
杏寿郎がソファの上のクッションを
運んでくれていた様で

「ピザどうする？あれにするか？
１枚で味が４種類食べられるのあるだろう？」

４分の１ずつ　１枚で４種類の
味が楽しめるピザにするかと
杏寿郎が尋ねて来て
別の種類の４種類のピザが楽しめるピザ２枚と
ポテトとフライドチキンと
ポップコーンシュリンプにナゲットの
４種類のサイドメニューが
盛り合わせになった物とサラダと
デザートのフォンダンショコラを注文して

割かし宅配ピザっていいお値段するから
これだけ頼んだら　かなり
いいお値段になって居そうな気がする

「ギネスがあるから、コーラが
サービスで貰えるしディーゼルにするか」

ディーゼルと言うのは　ビールを
コーラで割ったカクテルの事で
杏寿郎の中ではピザにはコーラだが
ビールも飲みたいの両方を叶えてくれる
カクテルと言うべきなのかも知れないけど

「もう、今から飲まないつもりなのか？」

「えっ、だって…、今はもう」

妊娠する可能性がある時期なのだから

「オールフリーあるぞ？それならいいだろう？」