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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第83章 秋は巣ごもり 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ



「前祝…、うん、そうだね」

「出来たら出来たで、
飲めなくてもお祝いをしても良いがな」

「毎月、同じ場所で、同じ日に写真撮るとか?」

今度はそうぼそっとみくりが
思いついた事を言って来て

「そうだな。そうしたらお腹が
大きくなるのも、順を追って後から
見ても分かるから良いかもな」

妊娠中だからできる楽しみとかも
自分達でも出来る事も
案外色々とあるのかも知れないな

そんな事を考えながら
スリスリとまだ今はそうなっていない
自分の下腹部を無意識に撫でていて

「まだ、それは、少しばかり
気が早いんじゃないのか?みくり」

「私より、何倍も
気が早そうな人に言われたくないしっ」

「はははは、だったら、今度
名前つけの辞典みたいなの買って来るか?」

「もぅっ!それが
気が早いって言ってるんだってば。
でも、胎児ネームだったら良いかもね?」

聞きなれない言葉に
それは何だと言いたげな顔を
杏寿郎がこちらに向けていて

「胎児ネーム?」

「お腹の中に居る時に、呼び掛けたりするのに
固有名詞がある方がいいでしょ?
仮初の名前みたいなやつだよ、胎児ネーム」

「仮初の名か…、何かあるのか?
でも割と、妊娠が分かってすぐに
胎児ネームをつけるもんなんだな」

話をしながらスマートフォンで
胎児ネームを検索していた様で

「あだ名?みたいな感じじゃない?」

「考えるか?風呂でも入りながら」

「そう言えば、さっきのブレンドオイル
夕食の後で使うって言ってたよね?
あ、これ、お風呂に持って入る?
中身だけ抜いたらお風呂でも使えるよ?」

そう言って炎が揺らぐ LEDキャンドルを
みくりが指さして尋ねると

「いや、それはいい。それよりも
さっきの花は余分あるのか?」

「ああ。プルメリア?白だけのもあるよ?」

アソートパックと白だけのを買ったから
白だけの方のプルメリアの造花もある

「それも一緒に使おう、片付け任せていいか?」

いつもだったら食事が済んだら
コーヒーを用意するのに
杏寿郎がそう言って来て
そのままバスルームに向かったから
何かしたい事があるんだろうけど

まぁ それはお楽しみにするとして

頼まれた夕食の後片付けをしながら
ついでにコーヒーの用意をして置いた

給湯器がお湯張りをしますと言ったので
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