第83章 秋は巣ごもり 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
定番のオイルを選んで
杏寿郎の方へ差し出すと
ラベンダーやローズ クラリセージ
ミントにジャスミン レモングラス
ティーツリーにグレープフルーツ
その中から杏寿郎が手に取ったのが
ジャスミンの香りで
イランイランやサンダルウッドに
催淫作用があるのは有名だけど
ジャスミンにもそれに負けない位の
催淫効果があって
インドやアラビアではジャスミンは
媚薬として使うらしいし
「みくり?ああ、こっちもいいか?」
そう言って手に取ったのはローズのオイルで
ジャスミンと合わせるオイルの
王道ならサンダルウッドだけど
ローズのオイルと合わせても
よりゴージャスな
フローラルが強く香る香りになるから
「杏寿郎さぁそれ、混ぜるつもり?
だったらさ、そこにね。
そのふたつの香りと相性がいい、
オレンジをほんの少ーし、そこに入れない?
あ、だったらすぐ使える様にして
空いてるのに、ブレンドしようか?」
きっとその取り合わせなら
ベースにサンダルウッドを入れれば
良い感じに撮り纏めてくれそうだけど
杏寿郎がジャスミンとローズって言うから
後のオイルは少な目にして
ジャスミンが一番前に出る感じに合わせれば
「ああ、良いのか?」
「と言うか、それ、何に使うの?
杏寿郎アロマに興味あったとか?」
「いや、別に俺はそれには、
興味無いんだがな?そんな機能があるらしいから」
興味が無いのに
アロマオイル貸して欲しいとかって
変な杏寿郎だな
「俺には興味は無いが、君は
好きだろう?アロマ、本とか持ってただろう?」
要するに私が好きだからって事かな?
「本はあるよ。アロマオイルの
効能とか載ってる本ね。オイルの
相性も載ってるんだよ、本に。
オイルはすぐ使う感じ?」
「ああ、夕食の後にでも使うつもりだが?」
だったら 本当にすぐに使う感じなんだなと
みくりは思いながらも
オイルを空いている容器にブレンドする
ベッドルームに置いていた
アロマディフューザーの中に
イランイランだけを入れていたから
その中についでに多めのサンダルウッドと
パチュリーのオイルも少し追加して置いた
この組み合わせはオリエンタルな感じがして
好きな組みあわせだったりする
「ホホバオイルあるから、同じ香りで
マッサージできるオイルも作れるよ?
エステサロンごっこできるよ」