第83章 秋は巣ごもり 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
みくりがベッドの上に
オモチャや手錠やローションや
セクシーランジェリーを広げていると
杏寿郎が帰って来て
声がベッドルームから聞こえたからか
そのまま上に上がって来て
「ただいま、みくり。
っと、また随分と散らかしてるなと
言いたい所だが、今夜全部使いたいとかか?」
「あ、ああ、お帰り。杏寿郎。
ええっ、全部?全部使うの?これっ
いや、その、どれか使うかな~って
思ってね、確認をしてただけなんだけどね?」
「来月なら、12月で俺が買った
あのサンタのコスも使えるんだがな」
プレゼントは私的なのだろか?
そうだ 来月12月だった
「ねぇ、杏寿郎は、クリスマスは
何が欲しいとかって、あるの?」
「迷わず、みくりが欲しいと
例年だったら言いたい所なんだが。
今年のクリスマスに関しては、
そうも行かないだろう?みくり」
クリスマスのプレゼントに
何が欲しいかと杏寿郎に確認すると
そんな答えが返って来て
「みくりは、何が欲しいんだ?
何か、クリスマスに欲しい物あるのか?」
「あっ、えっと、私と杏寿郎の
赤ちゃん…とか…かな?」
「ふむ。そんな物で良いのか?みくり。
それが、君へのプレゼントになるのなら。
同時に、それは俺へのプレゼント
っと言う事にもなるだろう?みくり」
ギュッと杏寿郎の服の裾を
みくりが握って引っ張ると
「ねぇ、杏寿郎」
「ん、何だ?みくり」
「赤ちゃん、今回は来てくれるかな?家にも」
「ああ、来てくれるだろうし。
その為に、今日からお迎えするんだろう?」
そうだ それはあくまでも”結果”なのだから
する事をしなければ 当然ならない訳で
「ああ、そうだ。みくり、
アロマオイル持ってるか?」
持ってるも何も 今この部屋の中に
充満しつつあるイランイランの香りは
間違いなくエッセンシャルオイルなんだけどな
「あるには、あるよ?アロマオイル。
杏寿郎何か、欲しい香りでもあるの?
古いのもあるから、香りが酸化で
飛んじゃってるのとかあるかも」
そう言いながらも自分が持っている
アロマオイルを数本
自分の手の上に乗せてどれがいいかと
杏寿郎の方に確認してくる
「ああ、みくりこれ、借りてもいいか?」
「うん、いいよ」