第83章 秋は巣ごもり 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
有給の取得理由に
子作りの為とは流石に私は書かないけど
私事の為…で取得したけど
私事…ではあるよね?それも
「家でゆっくり、巣ごもりして。
落ちつける場所で、子作りを
するのもいいんじゃないのか?
それに、白浜で巣ごもりの話をした時にな。
正直、それもいいなと思ってたんだ俺はな」
にこっと目の前の、杏寿郎の顔が
満面の笑みになって。
「じゃあ、11日からびっちりだな。
その前に。その期間、家から出ずに。
巣ごもり出来るだけの準備をして置くか?」
「食材の買い出しにも行かないで、
巣ごもりしちゃう…って事?」
「巣ごもりと言う位なんだ、
こもるんだろ?俺達の巣に。
ああ、只の巣じゃないな。愛の巣に」
ギュウウっと後ろから抱きしめられて
頬に頬を横から重ねて来る
「あっ、愛の巣……っ」
「何だ?偽りは無いだろう?みくり」
とまぁ そんなやり取りがあって
11月の14日15日と
巣ごもりするための有給を取る事にして
杏寿郎と手を繋いで
そのまま寝袋で眠った
今はこうしてお庭で2人キャンプだけど
これが3人4人になって
この寝袋が広すぎるって感じずに
狭苦しい位になるのかなって
そんな事を考えていると
そんな日が 来たらいいなって
そんな風に思えて来る様になって
そんな 数年後の未来を
ウトウトとしながら想像してしまっていて
幸せな気持ちになりながら
そのまま眠りに落ちて行った
ーーー
ーー
ー
そして その巣ごもりをする為に
11月の6日の日曜日に
杏寿郎が行きたいって言ってた
二田に出来てるのはしてたけど
行った事がなかった
日本版コストコの様な
食生活♡♡ロピアに連れて行ってくれたので
その間に買い物に極力行かなくていい様に
冷凍を出来る物を中心に
ロピアで買う事にして
野菜類はギリギリに買うとして
杏寿郎がどこかへ消えては
自分が欲しい物を持って戻って来るから
「みくりっ、凄いぞ!見てくれっ。
この、ハンバーガーこのボリュームで
この値段とか、凄くないか?」
カットしないと食べれそうにない
サイズのハンバーガーが500円だと
言ってこっちに持って来て
「って、杏寿郎。
このハンバーガーどうなってんの?
これだけでも安いのに、唐揚げと
ポテトも付いてるの、ヤバくない?」