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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第83章 秋は巣ごもり 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ



「飲むだろう?一緒に」

そうこちらに向けて言って来て

「うん、まだ、そうしていいみたい」

普通だったらお祝いでお酒って
飲む物なんだろうけど
残念会的に飲むビールは
やっぱりちょっと苦く感じる

「正直な話なんだがな、白浜で
一緒に飲めないのは堪えてたんだ」

「あんな、素敵なお店まで
予約してくれてたもんね。
サンセットの特等席のさ。
あのお店で飲んだらさ、
美味しかっただろうなぁって」

妊娠してるかも知れないからと
禁止されて居たハンモックでの
夕食後のイチャイチャする時間も
しばらくの間は出来ると思うと

生理中なのは生理中で体調は悪かったけど

ハンモックでゆらゆらしながら
夕食後の時間を過ごすのも
久しぶりな感じがして

「ハンモック、買って良かったな。
どうする?また、庭でキャンプするか?
前は寝袋で寝ずにソファで寝て
しまってたからな。一緒に寝るだけ
にするんだったら、今の方が良いかもな」

丁度 3日は文化の日で休みだったから

急遽 家の中庭でキャンプをしようと

杏寿郎が言って来て

中庭でキャンプができる用意を
しに行ってしまったから

「ねぇ、杏寿郎、何か冷蔵庫に
在る物で適当に作ろうか?
折り畳みのテーブル出してさ
テントでお酒飲んでもいいかなって」

「折角だから焚火台出すか?
小さいやつあるぞ?」

パネルを数枚組み立てるだけで
簡単に使える焚火台を出すかと
杏寿郎が言って来て

「じゃあさ、余ってるご飯であるからさ。
おにぎり握ってさ、それを
焼きおにぎりにして食べようよ」

「焼きおにぎりか、良いな」

「玉ねぎとか、ピーマンとか
野菜室にあるお野菜も焼く~?」

キッチンの方から
おにぎりを握りながら
中庭に居る杏寿郎にガラス戸越しに
みくりが声を掛けて来て

テントは投げるだけで
ほぼ設置が出来るワンタッチ式だから
組み立てた焚火台で火を起こしながら

「晩酌にしては、豪華すぎないか?」

「でも、冷蔵庫にあったやつだよ?
お肉無かったから、ウインナーだけど」

そう言いながら 握ったおにぎりと
串に刺した野菜とウインナーを持って来て

皿の上のおにぎりをひとつ
杏寿郎が手に取るともぐもぐと食べ始めて

「焼く前に食べちゃうの?」

「美味いぞ?おにぎり」

「まぁ、小さめに握ったからいいけどね」

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