第82章 偶にはこんなデートでも… お相手:不死川実弥 現代パロ
プラネタリウムの上映が済んだのが
丁度18時半ぐらいで
夕食はこっちでと不死川さんが言って来て
「どうせだったら、旅行気分に
なれる店の方がいいかと思ってなァ」
そう言って 連れて来てくれたのは
サンシャインシティにあるアルパの3階にある
沖縄料理の居酒屋で
「沖縄料理のお店?」
「沖縄にも行きてぇって言ってたろ?」
私が不死川さんとの会話の中で
行きたいと言った場所は
北は北海道から
南は沖縄まで
日本全国津々浦々ではあるのだが
くしゃ…と頭を撫でられて
「今は、これで我慢しとけェ。
また、本物の沖縄にも、連れて行ってやらァ」
「それって、もしかして…ッ」
新婚旅行とかって?意味かな?
「新婚旅行は、海外じゃねぇのかァ?
モルディブでも、イタリアでも、バリでも、
オーストラリアもいいかもなぁ」
そう定番の新婚旅行の
行先を不死川が例として挙げて来て
「かっ、海外旅行ッ???」
コロナの影響で国内旅行も
自粛してた生活してたんだから
海外旅行と言われても
コイツの頭の中では想像も出来ねぇのかもな
「海外挙式のプランもあんだろォ?」
「そっ、それって結婚式と
新婚旅行一緒にするやつですか??」
「とりあえず、飯。食うだろ?」
はっ そうだった お店に入ったけど
話ばっかりしてて注文してなかった
沖縄のもずく に 定番の海ぶどう
沖縄の珍しいお魚のお造りの盛り合わせに
ジーマーミ豆腐 タコライスに
ゴーヤチャンプルー ラフテーと
定番の沖縄料理が並ぶ
とりあえずの一杯に注文した
オリオンビールが届いて
乾杯とジョッキを鳴らした
泡盛の種類が豊富で
不死川がドリンクのメニューを見ながら
「琉球ハブボールあるぞォ」
昔から沖縄では ハブを泡盛に
漬け込んだ薬味酒が飲まれて来ていたが
それをここでは飲むことができるらしくて
手元のタッチパネルでそれを
注文していたから
これ以上 不死川さんは
健康になってどうするつもりなんだか
何か前に健康だけは取り柄で
風邪の一つも引いた事がないって言ってたし
アルコール類も沖縄らしい
シークワーサーや マンゴーや
グァバのチューハイや
さんぴん茶ハイもあって
濃厚なジャスミンが香る
さんぴん茶チューハイは美味しかった