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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第82章 偶にはこんなデートでも… お相手:不死川実弥 現代パロ



ギュッと差し出された手を繋ぐと
みくりが不死川の手を
えへへと笑いながら握りしめて来て

「クリスマス、楽しみです」

「ヘイヘイ、あんまり楽しみに
し過ぎねぇ程度に、楽しみにしとけェ」

そう言って 空いている方の手で
くしゃくしゃと頭を撫でられて

「んじゃ、そろそろいい時間になっしな。
デートらしい所にでも行くかァ」

「それっ、もしかして。
水族館の、隣の方?」

「前に、普通の席で観た事あっただろ?
そん時に、あっこで観てぇつったの
忘れたのかァ?みくり」

サンシャイン水族館の隣の入口から
入場できるプラネタリウム満天の
プレミアムシートを予約してくれていた様で

前にここに来た時に あの芝の所で
寝転んで星が見たいッって言ったのを
憶えていてくれたんだ…ッ
不死川さん…
ジィ――ンと感動を憶えてしまって

「嬉しいですぅ、不死川さん。
あの席、予約してくれてたんですね?」

「んー、まぁなァ。何度か
行った事ある場所だしよォ、こう、
いつも通りじゃねぇ方がな。
旅行ぽいかとかよ、思っただけだァ」

そう言って 明後日の方向を向いて居るが
その耳が赤くなって居るので
照れてる不死川さん 可愛いな

プラネタリウム満天には
前方に芝シートと雲シートと言う
カップルシートがあって
雲シートは5席 芝シートは3席あって

グランピングに来たみたいな
ランタンが雰囲気のある
芝のシートを予約してくれてたみたいで

もしかしたら 結構前から
今日の水族館もプラネタリウムも
予約してくれて居たのかも知れない

私がずっと旅行に行きたいって
言ってたけど 行くに行けなかったから
不死川さんなりのお詫びとご褒美なのかも?

「不死川さん」

「あん?何だよ」

「ありがとうございます」

「ああ」


「ねぇ、不死川さん」

「今度は、何だァ?みくり」

「不死川さん、私、不死川さんが、
だぁーいすきですよ~?」

「んなバカな事、言ってねぇで、入んぞォ」

上映時間の少し前に入って
お手洗いを済ませると

ドームの中に入る

身体に掛けられる 2人で使えるサイズの

大判のブランケットを貸してくれたので

ドーム内は この季節でも建物の中なので

空調がしっかりしてるから 

寒いって事はないけど



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