第82章 偶にはこんなデートでも… お相手:不死川実弥 現代パロ
数種類のトビエイ達が飛んでいる様に
泳いでいる姿も また優雅に見える
水槽の前だけでなく
ゆっくりと座ってそのラグーンを
眺められる場所が後方に設けてあり
「ゆっくり見てくかァ?」
その部分に座ってサンシャインラグーンを
後方から眺められる椅子に並んで座る
水槽を見たい人はラグーンの正面の立っているし
その後ろを歩く人達は過ぎて行くから
その歩く人との間には若干の距離がある
ウィー―ンッブウウウン
さっきまでより強めの刺激を
自分の中のクジラが与えて来て
座っているから自分の体重で
クジラを中に押し付けてしまって居て
「みくり、ちゃんと、使えてっかァ?」
そう言いながらスマートフォンを
不死川が操作して来て
別の振動のパターンに切り替えて来ると
その振動の強さを周囲の雑音と
どこまでなら強く出来るのかを
自分の耳で確かめている様で
ブルブルっと自分の中で
クジラちゃんの身体が震えて
「…はぁ…、やっ、…音っ聞こえちゃ…うっ」
自分の中のオモチャの音が
外に聞こえてしまうんじゃないかと
恥ずかしそうにしながら
みくりがこっちに訴えかけて来て
「ちゃんと、中のいいトコに当たってっかァ?
なぁ、どうなんだ?」
そうあの声で耳元で囁かれると
不死川の声が鼓膜を揺らすのすらも
自分の中のクジラのバイブレーションと
相まって性的な刺激に換算されてしまって行く
「さっきよりも、いい感じに
スケベェな顔になって来てんぜ?
いい顔してらァ、みくり」
「やっ、してないッ、んんっ…してないですッ」
ブブッっとさっきまでよりも
数段強い振動を与えられてしまって
思わず声が漏れそうになるのを
慌てて手で口を塞いでやり過ごした
ジンジンっとその強烈な振動に
反応して自分の中の壁に
血流が集まって来ると壁が厚くなって
腫れる様にして膨れ上がるのを感じるから
さっきまでと同じ振動でも
さっきまでよりも気持ちいいと感じてしまう
「さてと、ここも堪能したこったし。
クラゲんとこ行くか?みくり」
サンシャインラグーンも
ここでは人気の水槽だが
真っ暗な水槽の中に
ライトで白く浮かぶミズクラゲが
銀河の様にも見えるクラゲパノラマ水槽がある
海月空感は さながら宇宙空間にでも
居る様なそんな錯覚を感じさせてくれる