第81章 そうだ、和歌山へ行こう!後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
魚が氷の上に並んでいる中に
ある商品を見つけて
みくりが杏寿郎に声を掛けて来て
「マグロの生ハムだってさ。
スモークサーモンのマグロバージョンかな?
美味しそうじゃない?日持ちもするし。
お値段も手ごろな感じだし、
2つか、3つ買ってさ。家で晩酌する時の、
おつまみ作ってあげよっか?」
「いや、その…君がそうなのに。
俺だけが飲む訳には行かないだろう?」
そう まだ妊娠したのが
確定してる訳じゃないが
杏寿郎がこちらに遠慮する様に言って来て
「だからって、家で飲まないからって。
あちこちに飲みに行っちゃって、
今日は飲み会だからって、
ふらふらされちゃう方が
こっちはイライラしそうだけどね?」
みくりが言う様な事は
YouTubeの動画で
奥さんの妊娠中に旦那さんが
飲み会で出掛ける事が多くなって
その内泊まりの飲み会とかになって
他所に女を作ってた感じのとか
はたまた 奥さんが家で留守をしてて
ご主人が飲みに行ってる間に倒れてて
そのまま帰らぬ人になったりとか
そんな動画なら俺も見た事があるが
目の前に居る
みくりからすれば
俺が同僚や友人と飲み会をして
外で酒を飲んで来るよりは
宅飲みをする様にと言って来るから
「だが…、それだと君が
退屈と言うか、つまらないんじゃないのか?」
「私は美味しそうに飲んでる杏寿郎を
見ながら、ノンアルコールでも飲むから。
今は家でも、ノンアルコールのお酒で
気分を楽しめるからいいよね?」
これ下さいとマグロの生ハムを
みくりが二つ購入すると
代金を見せの人に支払う
「確か、今さ、ノンアルとほろよいのさ
間のさ、微アルコールのもあるよね?」
「アルコール度数が、1以下の物だな。
今は自分の体調や、趣向に合わせて
飲む人にも、飲まない人にも
支持されているのが、微アルコールだな」
市場でお昼ご飯とお土産を購入して
とれとれ市場を後にすると
白浜で君が好きそうな場所があると
杏寿郎がある場所へ連れて行ってくれて
辿り着いた ある場所と言うのが
白い壁の建物に青い文字で
『京都大学 白浜水族館』と書かれていて
「えっ、どっち?京都なの?白浜?」
地名が二つ出て来て
みくりがツッコミを入れていると
「白浜にある、京都大学の施設だろう?」