第81章 そうだ、和歌山へ行こう!後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
その作品の1つ1つの前で
写真を撮って どうかと尋ねて来て
俺にもそこに立てやらポーズをこうしろと
割と細かい注文を付けて来る
「それにしても、ここにはまとまった数の
トリックアートがあるんだな、壁面の
スペースに、描かれてるのなら見た事あるが。
ここまで一堂に会すると、十分楽しめるな。
栃木の那須高原や、北海道の富良野にも
トリックアートだけの施設がある様だな」
「それは、ちょっと行ってみたいけど。
地味に結構、遠いし」
「なら、県内にもあるぞ?神南港市の
山側にある異人館にそんな異人館があるらしいな」
他にもトリックアートが
楽しめる場所を杏寿郎が検索してくれていて
「旅行は、安定期になってからだから。
県内で遊びに行ける場所、
もしかしなくても、探してくれてるとか?」
「経過が順調なのが前提ではあるが、
妊娠中でも仕事はするんだからな。
旅行は安定期まで待つべきだろうが、
週末にデート位はしてもいいんじゃないのか?」
「でッ、デート?」
「何だ?夫婦でデートしたらおかしいのか?
ふたりだけど、ふたりじゃないだろう?」
杏寿郎のその言葉に
みくりの顔がぱっと明るくなって
「お腹の赤ちゃんも一緒にデートか…ぁ」
「悪くないと俺は思うがな?
産まれてしまえば、デートにも
当分は行けないだろう?だったらな」
妊娠しちゃったらお酒飲めないから
杏寿郎と一緒に出来る楽しみが
まぁもちろん えっちも今まで通りとは
中々行かないだろうから
減っちゃうのかなぁって思ってたけど
ギュとみくりが繋いでいた手を握って来て
「恋人繋ぎ…するか?みくり」
ギュッと杏寿郎がその手を握り返して来ながら
恋人繋ぎにするかと尋ねて来る
「やっ、このまま…で、いい…ッ」
手は敏感だから 繋いでるだけで
性的な方に刺激を受けてしまって
ソワソワと落ち着かなくなってしまうから
恋人繋ぎはしない様にしてるんだけど
「いいだろう?手を繋ぐぐらい」
トリックアートの館から出ると
杏寿郎がそう促して来て
次のエリアに向かうのに恋人繋ぎをして歩く
入口に居たエネゴンがこっちに来ていて
また同じ質問かと思ったら
白浜エネルギーランドを〇で伏せてあって
その簡単すぎるクイズに答えると
どうぞとまたエネルギーランドの名前が
外包に印刷された飴を貰った