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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第80章 そうだ、和歌山へ行こう! 中編 お相手煉獄杏寿郎 現パロ


そう言ってもっと頼りない感じのを
パンダのぬいぐるみを
みくりがこちらに見せて来て

「みくり、それは勘弁してくれ。
その姿を見てると、可愛いと言うよりは
何とも、心が不安になって来るからな」

その生後間もないパンダの赤ちゃんを
模したぬいぐるみは
みくりが産まれたばかりの
パンダをピンクのグミに薄っすら毛が
生えた感じと表現したのを
成程と納得ができる姿だった

ズイっと 目の前に杏寿郎が
大きなパンダを持って来て
私の鼻とパンダの鼻が掠めそうになる

「これ、買ってもいいか?みくり」

もう それこれが欲しい買いたいって
そんな顔して置いて わざわざ
こっちに許可取る必要あるのかな?

「杏寿郎が、買いたいなら
そのパンダ、買えばいいと思うけど」

「このパンダは、俺から君に買いたいんだ。
いい事を思いついたんだ、ちょっと
耳をこっちに貸してくれないか?」

そう杏寿郎がパンダの陰に隠れながら
こちらに耳を貸す様に言うから
そのパンダのぬいぐるみの口元に
自分の耳を近付けると
私がそうしてる後ろから
杏寿郎が口を近付けて来て

これじゃあパンダと3人でグルになってる様な
そんな感じの構図になってしまって居るが

「このパンダを俺から君にプレゼントして、
君から俺に、もう1匹これと同じパンダを
プレゼントしてくれないか?」

「私から、杏寿郎にパンダの
ぬいぐるみを買って欲しいって事?
それは、別に構わないけど。
こんな大きいパンダ2匹もどうするの?」

流石に大きいから
2つも買ったら邪魔になりそうだけどな

「2匹必要なんだ、ダメだろうか?」

「でも、どうして2匹なの?」

「それで、また子供が生まれたら
家族旅行で白浜に来ないか?
今度は、子供と一緒に来よう。ここに」

次にここに来る時は
白浜へは家族旅行で来ようと
杏寿郎が言って来て

それって もしかして…

「ねぇ、杏寿郎。このパンダが
2匹欲しい理由って、もしかして」

「ああ、そうだ。子供が出来たら
ここで、今度はこれと同じタイプの
小さめのパンダを買えばいい。
一人生まれたら、また買って。
その度に、ここに来ればいい。家族でな」

「…っ、杏寿郎…それ…って、
自分達のお家に、
私達の家族と同じ家族構成の
パンダの家族を作るって事?」


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