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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第80章 そうだ、和歌山へ行こう! 中編 お相手煉獄杏寿郎 現パロ



それからしばらく
お互いに何も言わないままで

動物のショーのある

アニマルランドを目指すが

手を繋いでいるけど
恋人繋ぎじゃないし
手を繋いでると言うよりは
腕を掴まれて連行されてるみたいだな

「ねぇ、杏寿郎」

「何だ?」

「この後もショー観るんでしょ?
おトイレ行って来ても良い?」

みくりがその先に見えている
女性用のお手洗いを指差して
杏寿郎にお手洗いに行きたいと訴えて来て

「トイレか、行って来るといい」

仕方ないと言いたげに
手を開放して貰えたけど
結構な力で握られてた様で
握ってた部分が少しだけ赤くなっていた

「ねぇ、杏寿郎はさ、
今、トイレ行きたかったりする?」

「別に俺は、今はトイレには
行きたくないがどうかしたのか?
何だ、荷物か?預かるか?荷物」

「中に食べる物持って入るの嫌だから、
これ、預かってて、杏寿郎」

そう言って自分が首からぶら下げていた
あの例のパンダの形の
ポップコーンバスケットを
みくりに託されてしまって

首からパンダの
ポップコーンバスケットを下げて

自分の手にはみくりのバックを持って

みくりがトイレから戻るのを
杏寿郎が待って居ると

視線を向けられて居るのを感じて
穴が開きそうな位の視線を感じる

その視線の元に
杏寿郎が自分の視線を向けると

3歳ぐらいの小さな女の子が
親に手を引かれて歩いていて
こっちを見て にっこりと笑うと
俺をその指で差して来て

『ママ~、見てぇ~、
あのお兄たんも、莉麻とパンダさんの
ポップコーンのおちょろい』

パンダのポップコーンバスケットは
ブルーの紐とピンクの紐のがあるから

俺が首から下げている
ピンクの紐のパンダをお揃いだと居て来て

手を繋いでいた母親の元を離れて
トトトと小走りで俺の前まで来ると

自分が首から下げている
パンダのポップコーンバスケットを
お揃いだと言いた気に
両手で持ち上げて見せて来て

「おちょろい、ね?パンダさん。
莉麻ねパパに買って貰ったの、お兄たんは?」

『すいませんっ、この子、
他の子が持ってるのを見て欲しかったみたいで。
主人が買って与えたら、さっきから
同じ物を持ってる人に話しかけてばかりで』

遠慮する様子もなく
話しかけて来るので
そう母親が事情を説明して来て


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