第80章 そうだ、和歌山へ行こう! 中編 お相手煉獄杏寿郎 現パロ
みくりの話によれば
プライドと呼ばれる ライオンの群れには
1~3頭の雄のライオンがいて
複数の雄が居る方がプライドが大きくなると
場合によっては 3頭の雄で2つのプライドを
管理してる場合もあるそうだが
雌は一生を同じプライドの中で過ごし
狩りと子育てを行う
プライドの中の雌同士は
親子だったり姉妹だったり
全ての雌が血縁関係にあるらしい
「ライオンは強い雄が雌を従えてるって
イメージがあるかも知れないけど。
決定権とかは雌側にあるんだってさ。
プライドに雄が来ても気に入らないなら
プライドから追い出すんだってさ。
後、ライオンって狩りは下手くそだからね?」
「百獣の王と言う肩書は偽りなのか?」
「私の中で、最強の動物は
怒ったカバだと思ってるんだけどね。
プライドの雄になれないライオンは
大変なんだよ、あの目立つ容姿は
狩りには不向きだからね。
雄の兄弟で群れるか、放浪するかだから。
雄のライオンは雌が居ないと生きていけないんだよ」
こうしてゴロゴロと木の下で寛いでいる
雄のライオンの姿を見ていると
ここにいる限りは彼等には安住は
約束されている様にもあるか
「ライオンも弱肉強食なんだな」