第80章 そうだ、和歌山へ行こう! 中編 お相手煉獄杏寿郎 現パロ
「行きたいか?鳥取砂丘」
「砂しか無くない?あ、でも
砂像のある美術館があるよね?確か。
後、前ぇーに、ポケモンGOの
イベントしてたっけ鳥取砂丘」
「俺の中の鳥取のイメージは、
砂丘と梨と水木しげるだがな」
「白浜に居るのに、鳥取の話してない?
私はカニのイメージだけどね、ラッキョウと。
ああ、後は、諸説あるけど。
因幡の白兎のお話の舞台が鳥取じゃなかった?
それこそ、大国主命と言えばの神話の」
昨日行った淡島神社に祀られていた
大国主命にまつわる話をして来て
白浜なのになぜか鳥取の話をしながら
ブラブラと千畳敷を散策する
「折角の綺麗な白い岩なのに
落書きが随分と多いんだな、ここは」
「折角の景観が勿体ないよね。
残した本人達は記念のつもりなんだろうけど」
岩のあちこちに刻まれた
過去にここに訪れた人の残した
落書きが目について気になってしまう
「まぁ、こればっかりはな。
訪れる観光客のモラルの問題だろうな。
折角なんだ、鳥取の話ばっかりしないで
和歌山と言えば…でも、挙げていくか?」
「えぇっ、突然の古今東西のフリ?」
「山手線ゲームだろ?」
「古今東西だってば、山手線ゲームも
どっちでもいいよ、お題は和歌山と言えば?」
今度は和歌山と言えばの
連想ゲームが始まって
「確かに、和歌山城や、白良浜、梅も有名だな。
俺のイメージとしては、智辯和歌山だな」
「ああ、高校野球のね。和歌山は
私の中ではクジラのイメージかな?
昔から捕鯨の盛んな地域だったし、
ホエールウォッチングも出来るよ。
まぁ、和歌山と言えばマグロも有名だよね?」
「マグロか、マグロは
解体ショーのイメージだな。
ああ、そう言えば前に
浜名湖で…マグロの話をしたか」
ニヤニヤとしながらその話を
杏寿郎が掘り返して来るので
「もう、マグロとトビウオの話はいいよ。
確かに和歌山はマグロとトビウオ有名だけどさ。
和歌山は、それ以外でも鮎の養殖でも有名だよね。
後は、太刀魚もだし、前に話したけど
イルカ食べられるよ。和歌山なら」
「妊娠中はイルカはダメだって、
前に話をしただろう?
イルカは他の魚より水銀の含有量が多いからな」
「食べた事無いって言ったじゃん、イルカ」
食べた事無いのに気を付けろと言われても
どっかでうっかり出てくる物でもないよね
イルカって多分