第80章 そうだ、和歌山へ行こう! 中編 お相手煉獄杏寿郎 現パロ
朝食はバイキングで7時からで
朝食を済ませたら
もうすぐに出れる用意をして置いてくれと
杏寿郎が言って居たので
朝食の会場に行く前に
お風呂も着替えもお化粧も全部済ませたけど
海を見る事が出来る 独立した建物で
バイキングレストランの様な会場で
今日の夕食は ここでって言ってたから
後 カタタの湯って温泉がこの建物にあって
とれとれヴィレッジの宿泊者は何度でも
ここの温泉に入れるって聞いて
今日は 夕飯こっちで済ませて
そのまま温泉に入ろうと言って来たから
ここでお風呂済ませられるなら
部屋で昨日みたいにお湯を出しっぱなしで
盛大な放置プレイをして申し訳ない気分に
今夜はならずに済みそうだ
「ねぇ、杏寿郎。ココから
アドベンチャーワールドって遠いの?」
同じ白浜でも離れた立地なのかと思って
朝から結構な量を平らげている彼に尋ねると
「いや、アドベンチャーワールドなら
ここからなら、車で5分程で着くぞ?」
え?じゃあ 何で こんな時間から
私達は出掛ける準備万端にして
朝ご飯してるんだろ?
「その前に、白浜観光しとこうと思ってな」
「え?他にもどこか連れて行ってくれるの?」
もう 今日はてっきり
アドベンチャーワールドだけだと思ってたのに
「ああ、そのつもりだが」
何処に行くとは聞いて無かったけど
朝食を済ませて とれとれヴィレッジを出ると
車で15分程でその場所について
車を駐車場に止めると
「ねぇ、こんな時間から入れるの?」
「公園みたいな扱いだからな、
24時間営業してるぞ?」
車から降りると
目の前には白浜の海が広がっていて
名勝 千畳敷 と書かれた看板が出迎えてくれた
「千畳敷…っ、確か畳千畳分の広さが
あるとかって、言われてる景勝地」
「千畳敷は、昨日行った円月島と
三段壁と並ぶ国の名勝だな。
柔らかい白い岩が波で削られて、
複雑な地形を作ってるんだ。
こうして削れた断面を見ると、
地層がクッキリと見えるな」
ミルフィーユの様に色の異なる
地層が降り重ねって居るのが見て取れて
「テレビで、千畳敷見た事あるけど。
こんな広いんだね。鳥取砂丘みたい。
石で出来たバージョン」
どこまでも続いてる様な
そんな平坦な白い岩盤を見て
みくりがその景色を
鳥取砂丘に例えて来る