第79章 そうだ、和歌山へ行こう! 前編 お相手煉獄杏寿郎 現パロ
「ね、ねぇ、杏寿郎…?
あの、ちょっと…その…ッ、当たって…」
「君がそんな顔しながら、
巨大なそれを擦ってるからだろう?
ああ、折角だから売店にも行くか」
とそのおさすりする像の隣の
売店の中に入ると中には
猫が沢山ゴロゴロと寛いでいて
「きゃあぁっ、天国っ。猫の楽園だよ」
「これ、買わないか?カラフルな飴」
男性のシンボルの形をした
食べ応えがありまくりそうな飴を
杏寿郎がどの色がいいかと言って来て
絶対その飴買ったら
後でしゃぶらされるやつな気がするんだけど
「何色がいい?こっちか?」
「そっちでいいけどさ」
『これが、うちの一番人気ね』
そう言って 金色のお守りを
お勧めされてしまって
さっきのオタマジャクシ以上の
インパクトのあるお守りだったんだけど
売店のおばちゃんが嬉しそうに
元気のない状態の
金色のお守りの紐を引くと
ピンとそそり立つのだと説明してくれる
「一番人気らしいぞ?買うか?」
「いや、もう買う気満々な顔してるじゃん」
「満々じゃなくて…」
「チ…って、もうっ、バカッ。
何を言わそうとしてるのよ。
危うくテンポとノリで、
うっかり、言わされる所だったしッ」
ちゃっかりお買い上げしてたから
もうあれ見た後だしおさすりした後だから
もう多少のチンでもマンでも
耐性が付いた様なそんな気さえするのは
気のせいではないはず
その後は 白浜と言えばの
白良浜を散策して
真っ白のビーチを散歩する
杏寿郎が時間を気にしてたから
サンセット眺めたいんだろうなって思ったけど
そのまま白良浜からサンセットを
一緒に見るのかと思って居たら
移動しようと言って来て
車で白良浜から10分程の場所にある
サンセットのスポットである
円月島に着いた
「やっぱり、この時期になると
夕暮れ時にもなれば冷えて来るな」
白浜のシンボルとも言えるその小さな島は
中央にぽっかりと
トンネルの様に穴が開いていて
夕陽がその穴の中に沈んで行くのを
春と秋に見る事が出来る
日本の夕日100選のスポットだ
後ろからギュッと寒くない様に
杏寿郎が抱きしめてくれて
「丁度、今なら、あの穴に
夕日が収まるのが見れる時期だったからな」
「杏寿郎、好きだね。サンセット見るの」
「こうして、旅先で見るからいいんだろ?」