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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第79章 そうだ、和歌山へ行こう! 前編 お相手煉獄杏寿郎 現パロ



「目的地は、白浜だから
またしばらくドライブだな」

和歌山市から白浜町までは
車で更に1時間半ほどのドライブだ

白浜に在る目的地である
子宝にご利益のあると言う
もう一つの神社に到着した

辿り着いたのは
白浜美術館と書かれたそんなに
大きくも無い白壁の建物で
みくりがその建物を指差しながら

「凄い、マイナースポットセンサーが
反応するんだけどさ。杏寿郎、
子宝にご利益がある、
神社だって言ってなかった?」

神社だと聞いてきたら
美術館だったとは早々になるはずもないし
間違えた様子も無さそうな感じだな

「ああ。目的地の神社は
この美術館の奥にあるからな」

「って、参拝するのに、美館館を経由するの?」

さっきの神社も斬新だったけど
こっちの神社もかなり斬新だな
そんなの聞いた事ないけどな

ある意味入館料?が居るって事??

入館料?参拝料?の500円を払って
その白い美術館の中に入ると

「どうだ?中々に壮観な眺めじゃないか?」

美術館の内部はそのヤブユム像と呼ばれる
密教の男女の神様の接合像が展示されていて

極彩色のヤブユム像達は
どちらを見てもしっかりと
なさっておられる最中なのだが

「何でも、パートナーと性的な
結合をしながら瞑想して、自分の
エネルギーを放出しないで。
自分の内側に向ける事で、
悟りの境地に達するそうだぞ?」

「要するに、ずっと結合中って事?」

「だから、要するに修行中なんだなこの像は」

「要するに対面座位を、
全力で推したいのは理解した」

みくりはチラチラとその像を見ては
対面座位率が高いのが気に入ら無さそうだが
と言うよりはその体位しかないな

「まぁ、本題はこの奥だからな。
この神社は猫が沢山居るのも有名だしな」

「猫ちゃん?猫ちゃんも
そんな神社に住んでるから
ご利益あやかって、子沢山だったりとか?」

美術館から歓喜神社へと
繋がる通路を通りながら
ここには名物の猫ちゃんが沢山居ると言うので

「歓喜神社は、1300年以上前の
今の神社の社殿形式になる前の
ヒモロギ形式の自然の祭壇を
お祭りしてる神社になるんだ」

「って、事は本殿が無いって事?」

「何でも津波でこの岩座も
埋もれてたらしいからな」

「ああ、そうか、津波…南海トラフか」

その岩座は御社の様な建物で覆われていて

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