第78章 ピックアップ御礼 秋と言えば…? お相手:煉獄さん現代パロ
「こらっ、慎司。
思っても、聞かなくていいだろう?」
「さて、俺は先にお風呂を頂いて来るとしよう。
慎司君、借りるぞ?パジャマ」
「はい、どーぞー。
あ、みくりちゃんはまだこーこ。
離れの布団とか、まだいいじゃん」
杏寿郎がお風呂に入りに行って
部屋に慎司と辰巳と3人になる
「新婚ってさ、やっぱり毎日やってんの?」
ぶっとストレートもストレート過ぎる
ど真ん中の慎司の言葉に
思わず含んでいたお茶を噴き出してしまった
「でも、結婚式は6月だったけど。
入籍は5月だったでしょ?まだなの?
だって、お酒飲んでたから、夜に。
出来てないとは、言ってたけど」
そう今度は辰巳の方から
妊娠はして無いのかと聞かれてしまって
それは昼間にもおじいちゃんに言われたけど
「そっ、それはねそろそろ、今月ぐらいから
始めようかって話してるんだけどね?
ちょっと、タイミングがね
合わなかったりとかね?」
って何で私は
いとこのこの2人に
杏寿郎との夫婦生活の話をしてるんだろ?
とは言っても
ふたりもお年頃だし
女の子にもモテるし
経験ある感じだったから
その辺りの事も話した方がいいんだろうけど
ーー
ーー
ーー
「ああ、すいません。
お風呂頂かせて頂きます」
「ああ。杏寿郎さん、あのね。
これを、お父さんが渡してくれって」
そう言って何かの入った一升瓶を
こちらに祖母が渡して来て
中に 入ってる物と目が合ってしまって
一瞬ギョッとしてしまったのだが
「こっ、これっ」
「ああ、お父さんが家の裏で
捕まえたマムシで作ったマムシ酒よ。
マムシのお酒はね、
あっちにもいいらしいから。
赤ちゃん考えてるんだったら、いいかなって」
「マムシ出るんですか?この辺り」
「家には入って来ないけど。マムシも
居るは居るから。裏の方とか行ったら居るわよ。
あんまり、昔ほどはいないけど。
この辺り、畑とか田んぼの所に
石垣があるでしょ?それがマムシのお家ね」
そう言えば前にみくりに
水路の近くにある石垣には
あんまり寄らない方がいいって
言われた気がするが マムシが居るからか
それはいいが 貰ってしまった
飲むのはいいとして
中の蛇はどうしたらいいんだ?これ
「みくりちゃんに渡しとく?
それとも今夜ふたりで、飲むかしら?」