第78章 ピックアップ御礼 秋と言えば…? お相手:煉獄さん現代パロ
「何だ?ばあちゃんが叫んでんじゃん。
Gか?G様が出たか?ムカデか?
ゲジゲジかも?辰巳~、出番だぞ~」
「平気そうに見えて、慎ちゃん
虫あんまり得意じゃないもんね、何かと」
「へいへい、行ってきます」
そう言って台所に辰巳が降りて行ったと思ったら
凄い勢いで階段を駆け上がって来て
「あっ、あれっ、お土産?
みくり姉が買ってくれたの?
写真ッ、写真撮らなくちゃっ。
俺、選んでも良い?先に、欲しいヤツ」
「うん、いいよ。辰巳君が
好きそうだから、アレ買って来たんだし」
そのクールな辰巳からは
想像もできない様なテンションで
辰巳がみくりに話しかけて来て
慌ててスマートフォンを取りに来て
また台所に慌てて戻って行って
「何買って来たの?」
「ああ、緑製菓の練り切り。
ハロウィンの可愛いのがあったから」
「ああ、辰巳、可愛い物と
甘い物好きだもんなアイツ。
辰巳の好きそうなやつ~わかるわ」
そう言えば前回の土産は
チーズケーキで
今回のはメロンパンだったな確か
んでこっちの慎司君の方は
遊戯王カードとポケモンカード
おばあちゃんが今日中の方がいいからと
皿に練り切りを乗せて
温かいお茶と運んで来てくれて
辰巳はちゃっかりと
自分の欲しいのを選んだようで
カボチャを乗せたお化けにした様だ
しばらく辰巳は皿の上の
練り切りを嬉しそうに眺めていて
「慎ちゃんは、明日にでも
おばあちゃんにソーセージ預けてるから。
ボイルして貰ったらいいよ。
会場で食べたんだけど、中条養豚所の
三条大栗豚のソーセージ。
すっごい美味しかったんだよ、それ」
それからしばらくゲームをしたり
ナンジャモンジャゲームをしたりして
親戚が集まった夜とかってこんな感じだよなと
杏寿郎も幼少期の事を思い出していた
22時ぐらいまで一緒に遊んで
お風呂に入る様にと声を掛けて貰ったので
2人はまだいいと言うので
お風呂を頂くとして
慎司が杏寿郎にパジャマを貸していて
「私も、離れの部屋から、
パジャマの新品あるから、取って来るね。
杏寿郎、先に行って…て」
慎司と辰巳の視線を感じてハッとした
そうだここ家だった
いつもお風呂に一緒に入ってるから
一緒に入るつもりだったけど
流石に一緒に入るのは ダメ…だよね?
「もしかして、一緒にいつも入ってんの?」