第78章 ピックアップ御礼 秋と言えば…? お相手:煉獄さん現代パロ
「私もッ、おばあちゃんの茶わん蒸し大好き」
その2人と同じ様にして
みくりも意思表示をするから
「はいはい。みくりちゃんが
茶わん蒸し好きだから作ったんじゃないの~」
ちょっと待ててねーと言いながら
祖母が台所の方へ向かって行くと
みくりがそれを追いかけて行って
冷やして貰っていた
お土産のスーパドライの缶と
グラスを5つ持って戻って来て
「みくりのおばあさんも
ビール飲むんだな」
「うん、一缶も飲まないけど。
半分くらいなら飲むよ。おばあちゃんも。
おじさんはまだ帰らないのかな?
そう言えば、珠樹さんは?」
「母さん?母さんはあっちかな?
あっちの家のおばあちゃんが
具合悪いからって週末とかは
そっち行ってるから」
みくりの質問に慎司がそう
返事を返して来て
慎司と辰巳の母親は
実家の祖母が脳梗塞の後遺症で
片麻痺になっていてその祖母の
面倒を姉妹で交代で看に行って居るらしく
この1月半程は週末は実家に泊まってるのだそうだ
「まぁ、ありがたい事にね。
私も、まだ元気だしね。
お父さんも、あんな風にね。
ぼちぼちにだけど、畑の事とかもね
できるぐらいには元気になってるから」
そう言いながら 出来立ての
茶わん蒸しを祖母が持って戻って来て
それぞれの前に茶わん蒸しを置いて行く
「じいちゃん、杏寿郎はね。
ビールつぐの上手いんだよ」
はいとみくりが杏寿郎の方に
グラス4つと缶ビールを渡して来て
「おばあちゃんのはグラスに半分ね」
「ああ。任せてくれ」
「あー。俺も早く酒飲める
年齢になりてぇ~」
そうその様子を見て居た
慎司が漏らす様に言って来るから
「慎司。そんなの、数年の話だろ?」
もう 3年4年もすれば
彼等も20歳になるのだから
そうなればこの2人とも一緒に
こんな風に飲んだり出来るんだな
その頃には俺も30歳になる訳だが
「杏寿郎、乾杯しようよ」
「「「「乾杯」」」」
そうみくりの祖父母と
グラスを合わせて乾杯すると
良く冷えたスーパードライを喉の流す
「美味いッ!これぞ日本の
ラガービールの代表格なだけはあるな」
日本のメーカーで
ビールと言えばって聞けば
一番多くの人が
アサヒ スーパードライと言うかも知れない