• テキストサイズ

ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第78章 ピックアップ御礼 秋と言えば…? お相手:煉獄さん現代パロ



ちぅ…と耳に杏寿郎がキスをして来て
そのまま耳元で囁かれる

「そうして、嫉妬して拗ねる
奥さんは可愛らしいがな。
俺の奥さんは、
嫉妬の仕方まで可愛らしいからな」

ニヤニヤと厭らしい笑みを浮かべて
そう言って揶揄って来るから
むぅっとみくりがむくれッ面になって

「前だって、オークラの中華料理屋で
紹興酒、飲み過ぎて知らない人に
持ち帰られそうになったりしてたでしょ?
海で逆ナンもされてるし、ちょっと
トイレ行ってるだけで、こんな事なってるし」

「いいじゃないか、それだけ俺が
魅力的だと言う事だろう?
今は君の旦那さんなんだし、
これから先もずっと君のだろう?俺は。
奥さんはそれだけじゃご不満か?」

声を掛けられるのは不可抗力だと
言いたげに杏寿郎が言って来て
会社でだって若い女の子に囲まれてたし

「俺としてはもっと、君がそうなってる
それを見て嫉妬に狂ってくれるぐらいでも
全然構わないがな。どっちかと言うと、
君のは嫉妬と言うより、可愛らしいやきもちだ」

そう俺が言うと
更にむぅっとむくれるから
その焼いた餅みたいになって
膨れてる顔は見てて面白いが

自分がさっきまで突き動かされていた
ドロドロとした嫉妬の感情と
今の彼女が俺に向けて来る感情の
その根源の在り方の違いを感じて居れば

どうにも奥さんには
そう言うどす黒い物が無いのかとも
疑いたくもなるにはなるが

じぃっと下から疑う様な目をしながら
こっちを見上げていたかと思うと
そのみくりの視線が
潤んだ乞う様な視線に変わるから
そんな感じの言葉を俺から欲しいと
思ってるのだろうが
どうにもこうにも場所も構わず
こっちの劣情を煽るのは止めて欲しいな

スルッと頬を杏寿郎の手が撫でて来て

「どこそれ構わず、俺を煽るのは
奥さんぐらいなもんだがな」

むにゅっと頬を両方から
軽く杏寿郎に抓られてしまって
そのまま頬を肉をムニムニと摘ままれてしまう

「やっ、やめてっ、ほっぺた。
ムニュムニュしないでってば。
痛いッ、杏寿郎、痛いから…ッ」

「そう出来ない場所とか、
そう出来ない時間に限ってして来るからな。
無自覚だからと言って、許されないからな?
ここを出る時は運転は俺がするからな」

「えっ?どうして?
この辺りの土地勘だったら私の方が…ッ
地元なんだから、あるのに?」


/ 4730ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp