第78章 ピックアップ御礼 秋と言えば…? お相手:煉獄さん現代パロ
中条コスモス散歩ののぼりの側に
スタンプが設置されているのが見えて
「あったぞ、みくり。スタンプ」
「その地図の裏に押す所あるから」
地図の裏面には協賛してる
飲食店や施設の詳細が書かれていて
下の方に スタンプが押せる
スペースがあるのが見えて
既に持留さんのやまめの里の
スタンプが押されているのが見えた
ピンクの枠で囲まれて居る場所に
コスモスのスポットのスタンプを押すと
このスタンプの枠の数の感じだと
市内全域に対応してる協賛店がある様だった
「そうそう、そこに風来坊って
ピザのお店あるでしょ?
成瀬さんが中条市に移住して、
出店する人への支援でお店をね
中条市で始めた人でね?この前の
県の情報誌で紹介されたりね」
「家は人が住まないとダメになる物だからな。
割とどこの地方も、空き家問題には
頭を抱えているが、そんな角度からの
空き家問題へのアプローチもいいかもな」
ある場所へ向かって居るのだろうが
その道中でスタンプ集めをしてるようだった
和菓子屋にもスタンプがあるからと立ち寄って
コスモス祭りの限定の
コスモスの形をした練り切りと
今のシーズンのハロウィンの練り切りを
今日泊めて貰うお礼の意味を兼ねて
あの家に買って行くと言うので
それを購入してスタンプを押して貰った
「洋菓子もいいが、和菓子もいいな」
「洋菓子のお店もあるよ?
今は、三条大栗のモンブランがあるけどね」
あの立派な栗を使ったモンブラン
想像するだけでも美味そうだな
「でも、焼き芋ならぬ、焼き栗は?
香ばしい香りとホクホクの食感と
濃密な甘さが味わえるよ?焼き栗。
お店もあるけど、イベント会場にも
ブースで出店してるみたいだから」
「ああ、そう言えば君のおじさんも
イベントの為のミニトマトを
取りに行ってると辰巳君が言って居たか
見覚えのある景色だと思ったが、
もしかすると春にネモフィラを見た
あの大きな滑り台の公園に向かってるのか?」
車の外に見える景色に見覚えがあって
杏寿郎がそう声を掛けて来る
「そう、ネモフィラパーク中条ね。
あの時は滑り台だけだったけど。
新しく、ネットのタイプの
ハーネスの要らない、小さい子も出来る
空中アスレチックも出来たらしいよ?」
「ああ、あの敷地の広大なネモフィラ畑が
今はコスモス畑になってるんだな?」