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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第78章 ピックアップ御礼 秋と言えば…? お相手:煉獄さん現代パロ



「いや、勿論俺も食べるが。
君が黄金のイクラを、
食べる所を見たいと思ってな」

痛い程の視線を感じる中
あーんとそのひと匙を口に入れると
プチプチと弾ける様な食感を感じる
粒はしっかりとしているが
皮に弾力があり プチプチを口の中で
潰してる様なそんな感覚がする

「んんっ??プチプチしてるっ。
それに、あっさりしてる感じがする。
臭みが殆どなくて、癖がない
プチプチ感をマシマシにした大人しいイクラ」

そうみくりが幻と言われるほど
普通のイクラよりも希少な
黄金のイクラの味を表現して来て

杏寿郎も初めて食べる
黄金のイクラを口に運んで
もぐもぐと咀嚼するとゴクンと嚥下する

「確かに、あっさりとした味のイクラだな。
その代わりに、大きさのしっかりとした粒が
際立つような独特の食感があるな。黄金のイクラ」

「さっぱりしたイクラ」

「まぁ、鮭とマスの違いのまんまだろ?
鮭の身のあの色や、イクラが赤いのは
エサの中のアスタキサンチンの色だからな」

アスタキサンチンと聞いて

「持留のおじちゃん、もしかして
それって、フラミンゴがあの色なのと
同じ理屈だったりする?なんか
フラミンゴのあの独特な身体の色も
エサの色だって聞いた事がある」

杏寿郎がスマートフォンで
フラミンゴの身体の色の事を調べると

「元々のフラミンゴの身体は白いらしいな。
スピルリナと言う藻をエサにしてるが、
スピルリナに含まれる、カルテロイドが
フラミンゴの体内で、
アスタキサンチンになるらしいぞ?」

更に杏寿郎が
フラミンゴの色に関する情報の
載って居るページをスクロールさせると

驚いた顔をして ピタッと手を止めると

「…知ってるか?みくり」

「何?どうかしたの?杏寿郎」

「フラミンゴは雄もミルクが出るらしいぞ?」

「ちょ、杏寿郎っ、何言って…って
あ、ああ、そっちね。そっちって、ええっ?」

「それも、赤いらしいぞ?
そして、赤いミルクを出す程、
親は色が褪せて行くんだそうだぞ?
子育てに熱中して、赤いミルクを
出し過ぎると色がすっかり失せてしまって。
奥さんに見捨てられるとかなんとか」

フラミンゴの世界は赤い雄が
イケメンって言う事なのかな?

「赤いミルクか…なんかマズそう。
でもそんなみすぼらしい姿に
自分がなってまでもさ…」


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