第78章 ピックアップ御礼 秋と言えば…? お相手:煉獄さん現代パロ
家の使って居ない離れを
地元の工務店にリフォームして貰っていて
また来年ぐらいから
1日1組限定の宿として営業を
したいと考えているんだと話を聞いて
とりあえず 畳の張替えが済んで
綺麗に障子も入れ替えられていて
使用できる部屋があるからと
その離れを使わせてくれる様だ
あの時に週末でも
片山伸介こと おじさんに言えば
何とかしてくれると言っていたのは
この事だったのかと思って居ると
「あの~、一緒に写真撮ってもいいですか?」
「こら、希望。そんなの
煉獄さんが困るだろうが」
「いいよいいよ、もう顔は
全国に広まってるんだもん。
杏寿郎もすっかり有名人じゃん。
それにおじちゃんには
今回特別なコース用意して貰ったしね」
「豪華なハイブリッドコースか?」
「持留やまめの里、満喫
スペシャルフルコースだな」
そのまま 希望と
3ショットで何枚か写真を撮って
持留の後に続いて離れにはいった
建物自体も 昭和の初期の建物で
古さと新しさが混在する様な
どこか古民家カフェの様でもあり
1日1組限定の古民家宿にでも
来た様な気分になって居て
和モダンに仕上がっている
階段箪笥の置かれた部屋に案内をされる
「ここに宿泊できるんですか?」
「ああ、どうだ?良い感じだろう?」
「泊まれる部屋はここじゃないでしょ?
板の間にして、ベッドを置いて欲しいなぁ。
この建物さ、奥まって長い造りだから。
ストンと広い空間になるだろうからさ。
途中でさ、仕切りみたいなので
ベッドのエリアの空間区切って欲しいな、
ほら障子の紙がはいってないやつのさ。
柄になってるやつあるじゃん?組子だっけ?
柄が切り替わってるやつ、あれとかさ。
薪ストーブ使える様にして欲しいなぁ~」
この一室を見て
泊まる部屋のイメージを
みくりがあれこれと話すから
持留がイメージ図案を黒いちゃぶ台の様な
丸いローテーブルの上に置いて
「これの気になる所、書き足してくれ」
「分かった、書いとく」
料理が運ばれるのを待ちながら
みくりがそれにアイデアを書き足して行く
要するに 離れを
1日1組の宿にリノベーションするのに
みくりのアイデアを具体的に
持留さんは聞きたかったんだろうな
山女魚を使った釜めしと
尺山女魚を使った大皿の盛り合わせが
2人の元に運ばれて来る