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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第78章 ピックアップ御礼 秋と言えば…? お相手:煉獄さん現代パロ



大きな岩がゴロゴロとしている
滝つぼに向かって落ちる
落差約65メートルの滝で

滝の下部に掛けては岩肌に
沿う様にして滝が沿う様に流れ落ちている

「デカくないか?俺が想像してた滝の
3倍ぐらいのスケールなんだが?」

「え?でも隣の上条市には
落差98メートルの三条有数の滝があるよ?」

「子供の頃に、昆虫館に行くついでに
大阪の箕面の滝を観に行った事があるが。
この滝は、確実に箕面より高いぞ?」

「ええっ?そうなの?
でも、中条大滝には紅葉の天ぷらも
大江戸温泉物語も、昆虫館も無いよ?」

しばらく二人で上から流れ落ちる
壮大な滝の姿を眺めていると
その滝の左手の方の上から
登山道を降りて来ている人が見えて

「まだ上があるのか?」

「ああ、この上?この上はね
この滝を上から見れる場所があるのと。
山頂には展望スペースがあるのと、
そこから更に登山道を抜けるとね。
中条市から上条市に抜けて行けるから」

「そうか、中条市の水の源流は
上条市から来てるのか」

グイグイとその登山道がある方へと
みくりがこっちと
杏寿郎の袖を引っ張って連行すると

滝つぼを迂回する様に回って
水の流れが分かれている所に
小さなアーチ状の趣のある石造りの橋があって
その石の橋の上に案内される

先程までの正面からの眺めとは
滝が見える角度が変わって
斜面に沿って生えている木々が
滝に掛かって見えるから

「確かに、こっちからの眺めもいいな。
正面から見る姿とはまた違う姿だな。
ん?この辺りはもう紅葉し始めてるのか?」

赤く色づいた紅葉が1本
斜面にあるのが見えて
そこだけ秋が早く来てるかの様に見える

「違うよ、杏寿郎。山の色見たら分かるよ」

四方を山に囲まれている立地だが
確かにどこを見ても山が見えていたが
紅葉してるとは感じなかったな

「あれはノムラモミジだよ。
春からずっと赤いやつ。
他にも、ずっと赤い紅葉はあるけど。
ずっと赤い種類のモミジも、
少しずつ色は変わってるんだよ」

「常緑樹があるなら、
常に赤いのがあってもおかしくはいのか」

「でもこうして見てると、
先取りして得したみたいな気分になるね」

さっきの登山客も見えなくなっていて
トンとみくりが杏寿郎の肩に
もたれ掛って来る


「いい所だな、ここは」

「ああ。中条大滝?」
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