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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第78章 ピックアップ御礼 秋と言えば…? お相手:煉獄さん現代パロ



「夏はこの辺りは涼しくていいけど、
そのままの格好だと夏でも凍えちゃうよ?」

「それで、脱ぎ着が出来る
上着を持ってこいだったんだな。
確かにここまでひんやりしてると、
これが無かったら辛そうだもんな」

少し開けた場所に出て
そこに小さな高さ2メートルほどの滝が
二つ並んでるのが見える
その2つ並んだ滝の隣に小さな祠があって

「これは、夫婦小滝ね。
雨が多いと1つの滝になるよ。
縁結びと夫婦円満の御利益があるんだって」

その説明書きがしてある
立て看板をみくりが指さして

「そうか、なら拝んで行くか?
俺達の夫婦円満と、子供との
ご縁を結んで貰わねばな」

そう言って 岩壁を削って
設置してある祠に続く
石で出来た道のような川を渡る橋の方に
杏寿郎が既に移動して居て

前の浜名湖の時もだけど
意外と杏寿郎は信心深い方なんだな
神頼みとかってあんまり
しなさそうなタイプなのに

神様に願い事をする?
目標は自分の手で叶えるもんだろう!
とかなんとか言いそうなのに

「どうしたんだ?」

「ううん、何でも無いよ、お参りしよ」

その小さな祠に設置されている
賽銭箱にお賽銭を入れて
2人で並んで手を合わせた

「さ、大滝まで、もうちょっと歩かないとね」

段々と登山道の脇を流れていた川の様子が
落差のある大きな岩の岩肌を流れる様な
そんな流れになって来るから

「これも滝か?」

「これは、川じゃない?」

「どう違うんだ?」

「えっとねぇ、ちょっと待って。
今、滝の定義調べてるから。
滝と言うのは、川床の段差の事で
その落差が3メートル以上の物で
水が1年中流れてるのが滝なんだってさ」

この今目の前にある滝の様に
見えるのは滝ではないのかと
杏寿郎が尋ねて来て
滝とはの定義を検索した結果を
みくりが杏寿郎に伝えて来る

「だったら、さっきの夫婦滝は
滝じゃない事にならないか?」

「非公式な滝なんじゃない?」

ドドドドドドドッと
滝つぼに水が落ちて来る音が聞こえて来て

それまでの山の中の空気と
その奥の空気が明らかに変わったのを感じる

水の気配と言うか

その場が水に支配されて居る様な
包まれて居る様なそんな感覚がする

「もう、この辺りから凄いね
マイナスイオンを感じるよ~」

空気感が変わった感じを
隣の彼女も感じて居た様だった
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