第77章 ふたり 一人独り 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
いや 確かに
あっちに行ってる間に
ひとりでしちゃダメとは言ってないけど…ッ
「流石の俺も、あんな
狭いツインの部屋で隣に
先輩がいるのに抜こうとは思わないが…。
で、だ。」
髪の毛を洗われた後に
泡タイプのボディソープの泡を
ヌルヌルと全身に馴染まされて行く
もう杏寿郎はシャワーしてるから
洗い合うことも出来ないから
洗われるままでしかないのだけども…ッ
首からデコルテに降りて
その手が左右の鎖骨をなぞって
肩から腕に滑り降りてズルッと
脇の下に手を差しこんで来て
「ひゃぁあっ」
「ん?くすぐたかったか?
それで、君は…どうだったんだ?
俺が留守にしてた間…、自分でしたのか?」
「んもぅ!杏寿郎のバカッ、
そんな事っ、してる間が…私にあったと
思ってるの?してないもんっ」
月曜日から河田さんの件があって
その夜は入院して病院で夜を過ごしたし
火曜日は火曜日で
しのぶちゃんの家で
皆でお泊り女子会だったんだし
水曜日はしのぶちゃんが
家に来てくれて泊ったのにッ
「木曜の夜があっただろう?
寂しかったんじゃないのか?
俺が居なくて、ここもだが…」
杏寿郎が片手を私の身体に回しながら
腰をその手で撫でつけつつ
胸の谷間の辺りを指差して来る
「さっ、寂しかった…に、決まって…るし?
心細かった…に、決まって…ッ」
???
俯いていたから
視界にモロに入って来るのだけども
杏寿郎の杏寿郎…が
大人しくなくなって…る?
え?さっきまで大人しい方だったのに?
スルッと杏寿郎の手が
下腹の上に胸の間から
滑り降りて来て
スリスリとへその下の辺りを
円を描いて撫でられてしまって
「こっちも、寂しかった…か?みくり」
「やっ…っ、ん、杏寿郎のバカッ
そんなのっ、こっちだって…ッ
寂しかったに決まって…、ん?」
そこまで素直に言ってしまって
ふと顔を上げた時に
こっちを見ている杏寿郎の顔を見て
しまったと後悔をしても当然に遅い訳で
「君は、俺を煽る事に関しては
天才的だな、俺はせっかく
6日ぶりの奥さんを堪能しようと思ってるのに。
そんな風に、言われたら。じっくりも
堪能できなくなるだろう?みくり」
ザァアアアアッとシャワーで
身体についていた泡を流されてしまって
「ちょ、杏寿郎待って、肝心な
大事な場所、洗えてない…」