第77章 ふたり 一人独り 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
ずっと ずっと好きだよって
愛してるんだよって言いたかったのに
その言葉を言う前にキスで
唇を塞がれてしまって
そのまま 彼のキスに溺れて行く
「んっ…、ぁ、はぁ、杏寿郎…ッ」
「ハァ…ッ、帰って来た所、
早々に悪いとは思うんだが…ッ、
このまま…、君を抱きたい」
抱いていいか?じゃなくて
そうしたいって杏寿郎が言って来てくれて
杏寿郎が博多に行って居た間に
離れていた分の埋め合わせをしたいと
そう感じて居るのは杏寿郎だけじゃなくて
私だってそうなのだから
「私も、杏寿郎としたい…ッ。
杏寿郎、抱いて?沢山…、そうして欲しい…」
「このまま今すぐと言いたいが、
流石にシャワーぐらいは軽く浴びたいか?」
「杏寿郎は…ッ」
さっき 抱きしめられた時に
杏寿郎からいつもの使ってる
ボディソープの匂いと
シャンプーの匂いがしたから
杏寿郎は早めに戻って来ていて
既にシャワーをしてたんだろうと思うんだけど
玄関から抱きかかえられてしまって
バスルームまで運ばれてしまうし
降ろされたと思ったら
凄い速さで丸裸にされてしまったから
「ちょ、杏寿郎ッ…んんっ」
出る前に私の左の首に残して居た
自分の付けた赤い跡が残ってるのを
杏寿郎が確かめるとそのまま
また同じ場所に吸い付かれてしまって
「かなり強く吸ったからな、
まだ残ってて良かった、消えてなくて」
「やんっ、今ッ、消えかけてたの
上書きしたじゃんかあぁっ」
「ん?気のせいだろう?さ、入ろう」
「いやっ、ちょっと、杏寿郎?
気のせいじゃないしっ!
ちょっと、話ッ、やっ、どこ触ってるのッ
んんぅ、はぁ、あんっ、話聞いてぇえっ」
それから杏寿郎に事務的に
丸洗いされてしまって
私は大型犬か何かにでもなった気分だけども
つい ちらっと杏寿郎の
杏寿郎に視線を向けるも
大人しい方の杏寿郎で
「どうしたんだ?みくり。
随分と、痛い程に視線を感じるんだが?
俺のここがそんなに気になるのか?
ああ、あれだな?俺のここが
大人しい理由が気になるのか?
奥さんは、心配性だな。勿論
せっかく、久しぶりに奥さんと
出来るんだからじっくり堪能して
楽しむために決まってるだろう?」
「えええっ?」
「ん?君から禁止されてないだろう?
自分で抜くなと禁止された憶えは無いが」