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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第77章 ふたり 一人独り 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ



月城が成瀬がテーブルに置いた
名刺を両手で持って
その名刺に自分の視線を向ける

「本当はもっと早く、君に
報告が出来る日が来たら良かったんだけど。
いろいろと一筋縄では行かなくてね」

「いえ、いいんです。
きっと、奏兄さんも、
成瀬さんに頼んで良かったと、
安心してるだろうと思います」

「奏君の事なんだけどね?」

いいえと月城が首を左右に振ると

「いいんです、兄にそのつもりがあれば
戻って来てくれると思って居ますので」

「11月はいつ頃が良いだろか?」

「その話かァ、俺ァいつでもいいぜェ。
あれだァ。折角だしよォ、金曜に
有給取って、2泊3日にしようぜ」

「えっ、その話、冗談じゃなかったんですか?」

本当に11月にこっちに集まる話を
杏寿郎と不死川と伊黒がし始めて
不死川の提案で金曜日に有休を
取って2泊3日にしようと提案して来て

「俺も甘露寺と旅行がしたいからな、
不死川と新幹線で隣同士よりも
甘露寺の隣がいいに決まっている。
先輩も、その婚約者を連れて来るといい。
夜はそれぞれに好きなホテルに泊まればいい」

そう伊黒が言いたい事を
ストレートに述べて来て
昔からだが伊黒は甘露寺が絡むと
普段はあまり見せない本音が駄々洩れるな

「くすくすくす、本当に
伊黒さんは、甘露寺さんがお好きなのですね。
私には、そう言ったお相手がおりませんので
正直、羨ましいです」

「いや、月城さん、聞いてやって下さいよ
コイツなんて研修に出る前に…むぐっ!!?」

酒が入って木崎先輩の口が軽くなっていた様で
俺が家を出る前に6回して来た話を
この席で話に出して来ようとしたので
慌ててその口を塞いで静かにさせると

「あの、煉獄さん、離してあげて下さい。
木崎さん、かなり苦しそうなので」

「ああ、すまない、つい、力が
入り過ぎてしまって居た様だッ」

そう言って 杏寿郎が木崎を開放すると

「…お前っ、力ッ…強すぎっ。俺、
今、死ぬかと思ったわ。お前なんて、
初日に、3回も電話奥さんにしてただろ?
コイツの惚気話をずっと聞かされる、
俺の身にもなれってぇの」

「いや、その、不死川はあんな感じで
ワイルドそうな見た目だが、
彼女にはベタ甘だからな?」

「あら、そうなんですね、意外ですね」

「コラっ、煉獄、俺にとばっちり
して暴露してんじゃねぇよ!怒るぞ」
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