第77章 ふたり 一人独り 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
意外な事に不死川まで
成瀬さんのオンラインでの講演会に
参加した事があると話をして来て
俺が成瀬さんをこの場に連れて来た事に
大層驚かれてしまったんだが
一番驚いて居たのは木崎先輩で
かなり熱心に成瀬さんの話を聞いてたから
割と有名な人なんだよなこの人も
と感じずには居られなかったのだが
本来の目的は成瀬さんと
月城奏の妹の月城さんを引き合わせたかったので
成瀬さんが月城さんを話したい事があると
誘い出して席を離れてしまったので
俺はそれが奏さんの一件が
河田の一族を逮捕させたことで
片が付いたと報告を彼女にしたかったのだろうが
「流石、博多の壇蜜様だな。
成瀬さんも、落とせる程の美貌…と色気か」
そう少し離れた場所へ移動して行って
2人が話してる様子を目を凝らして見ながら
木崎がそう言って居て
「だが、成瀬さんは既婚者ですよ?先輩。
奥さんと子供さんがおられるそうだが?
俺は、成瀬さんが、月城さんの
お兄さんの知り合いだと知ったから
ふたりを引き合わせたかっただけなんで」
「いや、それはいいんだけどさ。
お前と成瀬さんはどう言う関係よ?」
木崎から俺と成瀬さんの関係を
尋ねられてしまって
不死川と伊黒もそれが気になるのか
聞きたそうにしていたので
「ああ、それかい?
それは簡単な理由だよ、僕の
ビジネスが成功した背景には。
彼の奥さんの発想があったらさ。
彼女の言葉はいつも、僕に新しいビジネスの
インスピレーションを与えてくれるからね」
成瀬の口からその言葉が出て来て
「あ、俺、聞いてませんから、
はい、その話、聞いてませんからッ」
そう木崎が成瀬の言葉に返事をして来たので
二ッと成瀬が笑顔になって
「ああ、えっと、木崎君…でいいかな?
君は中々に空気が読める人材の様だ。
チームのリーダーにするのに
相応しい、能力があるね、君には
人数があまり多くないチームを
任せるのが良さそうだ」
「一成さん、木崎先輩を自分の会社に
ヘッドハンティングしないで下さいよ。
確かに、木崎先輩はコーチ型の
リーダー資質でしたけど」
ちょっと話しただけで
どんな仕事を振るのが合うのかが
成瀬さんの目には見えてるんだろうな
「で、そっちの彼は
ペースセッター型のリーダー資質がある様だ」
ニコッと笑いながら
そう成瀬が伊黒に対して言って来て