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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第77章 ふたり 一人独り 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ



それで学内で流れてた
みくりに関する噂の真相が
このシステムなのかと気が付いた

”地味な子なのにいい男ばっかり
とっかえひっかえにしてない?”

”あの子さ毎週の様に 違う男と一緒じゃん”

そんな噂があって

確かにみくりが一緒に居た男子学生は
見る度に違うし…それも何故か
彼女と一緒に居た男子学生は
学内でも女子人気の高い
男子学生ばかりだったような?
だから余計に みくりばかりが
悪目立ちした感じになっていたのか?

「みくりも、そのレンカノの
システムで、違う男子学生と一緒に?」

いいや と成瀬が首を左右に振った

「君も、彼女にアプローチしたかったのを
クイーン達に邪魔されてたけど、
彼等にも邪魔されてたでしょ?
彼等は見張り役だよ、学内に居る時間だけ
篠田が顔のいいジャックやボーイズに
彼女の見張り役をさせてたんだよ。
彼が何を目的としてそれをしてたのか…
頭のいい杏寿郎君なら分かるよね?」

恐らく 他のプリンセスを使って
流させた噂もあるのだろうが

人の噂話と言うのは…
その噂が広まる内に大きくなるし

現にみくりが常にイケメンの
男子学生ばかりをとっかひっかえにしてる
そんな風に周囲からは見えていたに違いない

その噂は 事実では無いが

その様子を見ていた一般の女子学生からも
悪い噂が立って来るだろうな

そうなれば当然…

「サークルとは関わりのない、
一般の女子学生からは、当然自然に
避けられる様になるよね?いい噂が無いんだもん。
それに、君と一緒に居るって言うのも、
その噂に拍車を掛けて居たんだよ?」

深層心理学の時間に
彼女がひとりで居たのは
俺にわざとそうさせて一緒に居る様子を
誰か他の学生に見せる為だったのか?
いつもは俺は前に座ってるんだから
深層心理学だけ後ろに居たから
余計にその疑惑を深めてより濃くしたのか

俺の行動までも…利用してたのか…

「だって、君が彼女と
話したいと思って居たのも、
黒瀬君は知ってたんだからね?
イケメンを好き放題にして、その上
煉獄君までってなるよね?だって
君はその時、あの小坂唯花から
彼女に乗り換えたんだって噂も立ってたんだし?」


篠田達の目的は見張りでも監視でもない

彼女を周囲から孤立させる事だ

彼女に信じ込ませる為に…

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