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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第77章 ふたり 一人独り 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ



内部から生まれた小さなヒビが
大きな亀裂になってしまって
音を立てて跡形もなく崩れ落ちてしまったのか

城を失って 篠田大気は
裸の王様になってしまったんだな

「でも、河田はそれで納得が
できたんですか?河田も
個人的に奏さんへの当てつけを
したいと思ってたんじゃ…」

「ああ、それね。河田は、河田で
みくりちゃんの事を
薬漬けにしたかったみたいだから。
河田はキメセクの愛好者だからね、
自分もお薬を売りながら、楽しんでた口さ。
その点は、河田と篠田の考え方は
違って居て、篠田は睡眠薬を使う位なら
許容の範囲だったみたいだけど。
麻薬とかそっちの方はあまりいい様には
思ってなかったからね」

成瀬さんの話によれば
うちの大学でしていた
篠田のサークルの関連では
そこまでの麻薬の使用の例はないらしく

お薬を使うパーティー
所謂飛び廻しについては

河田に世話になって居る手前
河田へと接待を兼ねて開催はしていたが
例の阪大の事件に関わっていて居た
流れの幹部に任せていたと言う事らしい

それよりも 篠田自身は
芸能や音楽関係との関りを密にして
将来的には自分のイベント会社を
稼いだ金で立ち上げるつもりでいたらしい

その為にも接待役のクイーン達には
特に細やかな接遇の研修をしたりとか
彼女たちの商品価値を高める事には
余念がなかったようで

その12人のクイーンになると言う事は
プリンセス達の憧れの様な
カリスマ的な物にして行くことで
プリンセスひいてはガールズ全体の
”そう言う事”をする仕事に対する
プロ意識の様な物を植え付ける様な
役割もしていたと言う事らしく

そのクイーン達のふるまいを
他のガールズ達に見せる事で
平常性バイアスの心理を生み出して
廻しと言う自分のしている仕事も
それが普通なんだと感覚その物を
狂わせて行ったんだろうな

「現に、プリンセス達は
クイーンに憧れを持っている者も
沢山居たし、長く居れば、芸能界入りして
卒業していく姿も見るから。新人の
ガールズ達にも、色んな話をするだろう?
それに、彼女達のゴールは業界入り
だけがゴールじゃなかったんだよ」

篠田のサークルを抜けるとなると
あの時に篠田大気が俺に言った言葉が
業界入り以外でのゴールの形なのか?


「…”身請け”…ですか?」



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