第77章 ふたり 一人独り 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
「当時の、サークルで管理をしていた
姫達ではなくて、自分の姫に
彼女を指名したんだよ。
阪大の事件が明るみに出て、河田君が
それが奏君だって事を掴んでた後かな?
奏君が、それに気付いて日本を出る直前。
黒瀬君が篠田君に、君をクイーン達に
誑し込ませ様としたのは、
最初こそは、君を自分達サークル内に
引き入れたいのが、元だよ?」
元々は俺を篠田の
あのサークルに引き入れようとしていた?
だから黒瀬はずっと
バーベキューに俺を誘っていたのか?
最初こそは付き添い役に連れて来てたが
その目的が彼の中で篠田と出会った事で
変わって行っていたのか?
「現に、黒瀬君が提案した通りに。
小坂唯花を使って、
君が二次会に来てるからと言って
伊藤明日香を誘い出して居るからね。
唯花ちゃんを奏君の事でギクシャク
してたみくりちゃんに近づけたのは。
篠田としても、ずっと食べ損ねてる
みくりちゃんを唯花に連れて来させて
献上させるのが目的だったみたいだからね?」
そうだ篠田大気からすれば
奏さんのガードで釣れないみくりを
自分の息が掛かってる唯花をつかって
自分の所に引きずり込みたかったのか
そうした所で
みくりを誘い出す事は出来なかったんだな
「唯花を、みくりと
親しくさせていたのも、俺に
あの集団が隣良いですか攻撃してたのも。
途中から目的は変わって居るが、
篠田か黒瀬の差し金って事でいいですか?」
「君はほら、モテてたでしょ?
君が女の子達を、二次会に誘えば。
君が二次会に行かなくても、廻しに
参加しなくとも、かなり彼等からすれば
新しいガールズの補充がしやすくなるからね」
その成瀬の言葉に考えてもみれば
”バーベキューに参加するお金を
こっちが奢るからさ、煉獄、お前さ。
女の子誘うだけ誘ってくれない?
二次会に女の子集めたくてさ~、
でないと先輩がね、五月蠅いんだよ~”
って位の誘い文句だったら
俺もそれを何ら疑う事もそんなにせずに
彼等の犯罪の片棒をそのつもりもなく
担いでしまいそうだ
「ジャックの中には、離れたがる
ガールズをサークルに残す説得役?
口説き役の顔と口の上手い奴もいて。
その彼は、今は結婚詐欺師になって
その時の経験を活かして生計を立ててる
とかって、話もあるけどね?
適材適所のチームプレイだよ?」