第77章 ふたり 一人独り 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
「これはその、竿師の彼に聞いた話だけどね」
と篠田の兄である篠田大地の方に
聞いたと言う話を成瀬がして来て
篠田大気のバースデーパーティーを
かなり大規模にしていたらしく
その時はかなり組織は大きくなって居て
その組織の拡大に貢献した
幹部にブランド物の時計などを
プレゼントしたりしていたらしい
姫と呼ばれるガールズの中でも
ランキングの上位の12名のクイーン達は
性的な意味での教養もさることながらに
容姿も一流の選ばれしキングの為の
クイーン達だ
キングである彼の取り巻きが
その時々で違っていたのは
クイーンが流動的に入れ替わっていたから
芸能界入りしたりすると
卒業するのが習わしだった様だし
芸能界入りしたらしたで
アイドルの○○ モデルの○○
女子アナの○○とその元クイーンの名前で
高額の単価のパーティーも開催したりも
していたから 唯花がその篠田のツテで
業界入りをしていたのなら
その辺りの事を成瀬さんに話したのは
口が軽い唯花なのだろうとは思った
「あ、そうそう、小坂唯花って言う
元クイーンの子がね、言ってたんだけど。
篠田は、クイーン達に、君を誑し込むようにと
命令していたんだってね?それは
何時頃の時期になるかな?」
そう言われて 杏寿郎が
そのやたらに顔面偏差値が高い
キラキラの女子大生に
隣良いですか攻撃をされて居た辺りの
記憶を遡って行くと
ある事に行きついてハッとする
「記憶にあるかな?黒瀬君に
君がみくりちゃんの事が気になるって。
お酒を飲んで漏らした時があったでしょ?
その頃は彼女は、奏君と付き合ってた時期だから
君の女性関係も、宇髄君の影響で
それなりに充実していた…ようだけど?」
どうせ 唯花が
勝手にべらべらと喋った俺が
みくりと付き合う前の情報なのだろうが
「みくりの事は気にはなってたが、
相手が居ると言う話は、知っていた」
「ああ。唯花ちゃんから聞いた話を
したくなってしまって、逸れてしまったね。
僕が言いたかったのは、篠田大気が
誕生日の時に彼に聞いたんだよ?
金銭らしい金銭も、ましてや女も
彼が欲しがらなかったから、
”お前は何が欲しいんだ”ってね?」
黒瀬守が篠田大気からの
報酬として所望した物が…
「彼が欲しいと言ったのは、
自分だけの姫だよ?それも黒瀬君は…」