第77章 ふたり 一人独り 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
チームと言う単位を動かす為に
リーダーがすべき事について学ぶ
チームマネージメントには
メリットも多いが
リーダーには負担が掛かると言う
デメリットも存在していて
それが最初の日にやった
マインドフルネスで
自分のケアでもしなさいよって
そんな感じなのだろうが
その為のリーダーだけが頑張り過ぎ無い事
であったりとか
チーム間でのコミュニケーションの
重要性を説明されて
相手の意見を否定しないで
意見を全員から引き出して出し合う
コミュニケーション能力を養う
簡単なゲームをその後に実践して
チームマネージメントをメインとした
リーダー研修3日目の内容は終了した
「5日も座学ばっかりとかだったら、
退屈しそうなもんだけよォ。
ゲームしてくれッから、何とか持ってるわァ」
「どうだ、煉獄、今日も一緒に」
そう不死川と伊黒が
昨日の様に一緒に夕食と飲みはどうだと
杏寿郎に声を掛けて来るが
「ああ、すまない、今夜は
先約があるんだ。九州にいる
友人に会う事になっててな。
明日は、また付き合うから。
ああ、先輩、そう言う事なんですいません」
そう杏寿郎がそのまま駅の方へと
向かって行ってしまって
3人がその場に残されてしまう
と 言って
3人と 別れたまではいいが
成瀬さんとはどこで会うのだろうか?
今日会うと言う話以上に
彼とは詳しい話をして居なかったな
LINEをするかと
杏寿郎がポケットから
スマートフォンを出すと
キィっとブレーキ音が聞こえて
自分の前に一台の真っ黒のリムジンが停まると
中から スーツ姿の人が降りて来て
後ろのドアを開くと
「どうぞ、煉獄様。
成瀬一成の元へご案内させて頂きます」
前のリムジンはみくりが
居たからなのかと思っていたが
俺だけでも使うのかあの人は
そのリムジンに乗り込むと
しばらく車は走って
海沿いのエリアにある
ヒルトン福岡シーホークに到着した
福岡駅の周辺にも
都ホテルやオークラや
グランドハイアット福岡があるが
敢えてのロケーション重視なのだろうか
海が見えた方がいいでしょ?とかって
言いそうだもんなあの人なら
成瀬さんは別件の打ち合わせをしていて
遅くなると言うので
それまでは好きに飲んでいてくれていいと
ここまで案内をしてくれた人物に言われた