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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第77章 ふたり 一人独り 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ



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「どうして、阪大のは表沙汰になったのに。
京大の事件と、神南大の事件はさ。
表沙汰になってないの?って…事。
それなのに、大気はムショにいるし。
そっちはさ、自殺者まで出たらしいじゃん?
ねぇ、何か知ってるんじゃないの?」

「私は…知らないッ…」

「だって、みくりちゃんはさ。
あの月城奏の女だったんでしょ?」

奏さんの名前が 河田の口から出て来て

何で 河田さんが奏さんの事を知ってるの?

私が奏さんと付き合ってた事も?

「で、ヤクザの女した後は…。
篠田の女してたんでしょ?アンタ。
大人しそうな顔して、随分らしいじゃん?
あの、大気サンが言う位なんだもんねぇ?
どんな手使って大気に、取り入ったの?
廻し逃れ…許されてたんだろ?」

悔しいけど…

河田さんの言葉には反論が出来ない

私が 奏さんと付き合ってたのも
その後に 篠田と付き合ってたのも
大気さんに 覚醒 させられた事も全部

紛れもない事実でしか無くて

河田の言葉の通りに


私が… 廻し逃れの姫と… 呼ばれたのも


「そんなの…、私が…ッ
ノー・ナンバー・プリンセス…だったから。
表向きは篠田の女…みたいに
見えていたかも知れないけど…ッ。
それもこれも全部、終わった話だから!」

「ぷっ、ははは、あはははっ。
そうか、アンタだったとはな。ウケるっ。
あはははっ、道理で、道理でだわ。
あの大気がアンタだけは、どうにも
出来ないって言ってた訳か…それでか。
アンタにだけ、特例が発動してたのは」

けらけらと腹を抱えて
目の前の河田が大笑いをしていて

自分の目に浮かんだ涙を拭うと
ドカッとソファに座り直して
グラスに氷とブランデーを注いで
水でも飲むようにしてゴクゴクと飲んだ

「ああっ、笑った笑った。
笑いすぎて、涙出たし?
とんだ悪い女だねぇ。アンタ。
こりゃ、ご主人も大変だわ。
まぁ、これがバレたら捨てられちゃうか」

「バレたら?最初から、バラすように
して置いて、そんな事を言うんですか?」

っとしまった
つい 地が出てしまってた

「ねぇ、まぁ落ち着いて?
そんな怖い顔しないでよ、何か飲む?
それとも、お菓子でも食べる?」

テーブルの上にある
ナッツ類やキスチョコ等が
盛り合わせてあるのを
河田がこちらに勧めて来る

「食べません、結構です」
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