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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第19章 惣菜屋さんと煉獄さん 前編 お相手:煉獄杏寿郎


「誰も、
…私みたいな年増女、誘ったりなんて…し」
「そんな事はない!」

みくりが言葉を紡ぎ終わる前に
大きな声が飛んで来て
その言葉を遮った

「あ、いや…、そのような事はあり得ない!
…どうして、貴方はその様に、仰られる?
……貴方を誘わない等、
女性を見る目のない男のする事…」

「どうしても何も…、事実ですので…。
とうが立ってしまってますからっ」

そう現実に 
若い時に比べたら歳を取ったと
身内であるトキにも
言われてしまったのだから

「それは、貴方がお決めになられる事では
ないと思うのですが?それに、それは、
単に食べる食べれないの問題ではなく……」

彼の言葉が 少しばかり引っ掛かる

若さや美しさに
全盛期に比べて陰りが見えて来たと
そう言ったつもりではあったんだけど

え?食べるとか食べれないとかって……?

違っ そんな意味じゃなくって…


そう私の目を捉えながら
言葉を紡ぐ様は

まだ 年若い青年だと思って居たのだが

しっかりと男性なのだと
思わされてしまって

思わず ドキリと胸が跳ねてしまった

言われた内容を深読みしてしまって
彼を異性として 男性として強く
意識してしまう

全く何を考えてるんだろう 私は
こんな歳をしてるのに
こんな手合いだって 日常的なのに


それなのに 何故か

こんなにも こんなにも

彼の 煉獄さんの言葉に
心を乱されてしまう…のは それは

「それを、貴方が俺に。
お許し頂けるか否かの問題であるのでは?」

「す、過ぎたご冗談を…っ」


ふわっと目の前にあった彼の表情が
柔らかな笑顔に変わって


「まぁ、それを冗談とするか、否かは、
貴方にお任せするにして。
して、お許しは頂けるのだろうか?
みくりさん」


その許すと言うのを
そっちに掛けながらも
当初の目的の方の 
許可を私から得られるのかの

煉獄さんからの確認で

「あ、あの、煉獄さん。
私は、その日の予定が空いているかの
確認をされただけで、何のお誘いかの内容は
お伺いをしておりませんが…?」
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