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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第77章 ふたり 一人独り 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ



それとは別に遅れて
車が店の前に到着して

「ん?何だぁ?」

その車の中から中年の白髪交じりの頭の
私服の男性が出て来る

「…え?この匂い…いや、でも…ッ」

その男性からする独特な
薬品を複数混ぜた様な匂いに
炭治郎が顔を顰める

コンコンとパトカーの窓を
外に居た警察官がノックして来て

『おーい、マトリ来たって。
そろそろ、終わりそうか?
あっちも、ぼちぼち始まるぞ?』

話をしていた警察官に対して
パトカーの外に居た別の警察官が
声を掛けて来て

『はい、了解です。
こっちも丁度、終わりましたので』

テレビとかの警察密着24時みたいなので
見た様な突入の現場が
今自分達の目の前で起こって居て

善逸が自分の耳に意識を集中して
店内の様子を探ってる様で

「すっごい…、嫌な感じの音…ッ。
河田なら、店の一番奥のVIPルーム。
手前にもあるけど、そっちじゃなくって
スタッフルームってプレートが変えてあるから。
早く、みくりさんの事ッ何とかして
欲しいんですけどッ?警察なんでしょ?
ねぇ、頼むよッ、頼むぅ~」

そう言って近くにいる
警察官に縋り付いて
善逸が涙と鼻水をその人に擦り付けるから

『わぁああぁっ、っちょ、何すんだよ。
鼻水だらけじゃねぇかよっ、分かったッ
分ったからっ、その為に来てるんだからっ』

「うっし。紋逸、伊之助様に任せとけっ。
あの時ほどじゃねぇが、空間識覚の
小っこいのなら、使えるからな!」

伊之助がその場に膝を付いて座ると
両手を水平に伸ばして
手の平を立てると スッと閉眼して
感じ取る事に意識を集中させる

伊之助が店内の隠し通路や
裏口の位置を正確に伝えて来たので
周囲の警察官達が不思議そうな顔をして
見取り図にもない情報を言って来る
伊之助の話が信じられないと疑っている様だった

ヌッと背後から
突如巨大な壁の様な物が現れて

『彼の言う事を、信じるといい…。
善良な市民を疑うなどは、警察官として
あるまじき行為…南無阿弥陀仏』

巨大な2メートルを超える
警察官が後ろに立っていて

「ひっ、悲鳴嶼…さん?なのですか?」

「如何にも、私は悲鳴嶼行冥と言うが、
どうして、私の名を知っていると言うのか」

記憶は戻ってないとは言えども
やはり 悲鳴嶼さんが警察官として
居ると言う事は 心強いですね


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