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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第76章 ふたり 一人独り 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ



その頃 冨岡は
あるビルの屋上に居た

ある場所へ発信したままの
スマートフォンを耳から離して居て
相手が出たのを確認して耳に付ける

『…ーーー?…ー?』

「すいません、こんばんは、冨岡です。
ご依頼されていた件について
今夜には片付きそうなので報告を。
片が付いたら、再度正式な報告をします。
好きにして言いと伺ってたので、
かなり、好きにしてます。
はい、はい、それは、大丈夫です。
俺は、一度、この件が済んだら。
あの会社を離れます。博多の支社に
しばらく異動と言う形で整えてあります」


耳にはめているイヤホンからは

河田の声が聞こえている

その会話に耳を傾けながらも


冨岡は電話の向こうの相手との
会話を続ける


「こっちの方は、俺の後任に任せるので。
今の所、彼も良く馴染んでるので。
俺が居なくても、問題ないかと。
はい、わかりました。では」

通話を終えると
今度は別の場所に電話を掛け始めて

「すいません、突然。
あっちがせっかちだったようで、はい。
店なら、ちゃんと押さえてあります。
河田の使う店は、もう調査済みなので。
そっちも先に固めてありますから」


ーー
ーー
ーー


河田の後に着いて
居酒屋に入って

ビールを飲んでるが
別に味にも酔い方にも違和感はない

オススメの牛筋の煮込みは
ほろほろと崩れる位で美味しいな これ

スゥウウっと呼吸を意識して
前に水無瀬島でした様に
店内の気配を探ると

他の客に紛れて

炭治郎 カナヲ しのぶの 

善逸 伊之助の気配を

店の外で待機してくれてるのが分かる

「さぁさぁ、ここは居酒屋ですよ?
お二人も一緒に飲みましょう」

ニコニコ顔のしのぶの手には
梅酒のロックのグラスがあって

「しのぶさん、ちょっと
まだ店についてから15分ですよ?
しのぶさんが、一番飲んでどうするんですか」

「炭治郎、しのぶさんは酔ってても
多分、大丈夫。多分だけど」

「はい、これ、お二人もどうぞ」

そう言ってワイヤレスのイヤホンを
炭治郎とカナヲに手渡して来て
そのイヤホンを耳にはめると
河田とみくりの会話が聞こえて来る

「念のために会話の方も録音してありますので、
河田さんに仕掛けるのが出来なくても、
みくりさんに持って貰うなら出来ますから。
超小型の盗聴器です」

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