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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第76章 ふたり 一人独り 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ



『今はあまり時間がないから、手短に話す。
みくりは俺の、保護対象だ。
そうだな、俺が何者かは…、あの人から
水曜日の夜にでも直接聞いてくれ。
俺は説明は得意ではない』

ツー ツー ツー

一方的にそう言うと冨岡からの通話は途切れた
冨岡はみくりを保護する立場にあって
その理由については水曜日に聞けと言う
ここまで聞けば答えは言ってるが
直接それを言えないのは 
契約の上なのだろうか

とりあえず 得体は知れないが
冨岡が普通の会社員でないのは分かった

「余り待たせすぎてもダメだな、行くか…」

杏寿郎がそう言って
博多支社の玄関へと向かった

「遅いぞ?煉獄、トイレか?」

そう木崎先輩が揶揄う様にして
それでいてこっちが言い訳しやすい様に
話を振って来てくれるから
相変わらず先輩の空気読みは素晴らしいなと
感じずに俺は居られないのだが

「いいですよ。慣れない土地で
今は気温差がありますから。
それに、まだ、時間は早いですから」

そう言って月城が
笑顔をこちらに向けて来る

キツイ印象をその見た目からは
持たれがちだろうのに
意外だな こんな顔で笑うのか

と言うか 見られてるか?

博多支社の社員の視線が
こちらに集まってるのを感じるが
それにこそこそと噂話まで聞こえて来る

『え?あの2人ッ、雅さん誘えたのかよ』

『うっそマジ?俺、ずっと断られてんのに?』

博多の壇蜜…は 男性社員からの
食事や飲みの誘いを受けた事が無いのか

『誰?あの人っ、んんっ?あ、見た事ある』

『あれだ、二田の支社の。アクアトピアの人』

っとそうだった CM 
全国放送されてた期間があったんだった

「アクアトピアのCM…、
うちの上司から、二田の支社の
手掛けた物とお聞きして、
拝見しておりましたので。
あのCMの時と雰囲気が違っておられて
気が付くのが遅れました。あれ、
煉獄さんでしたんですね」

「そうそう、あれね。凄い
好評だったでしょ?あれでコイツが
次期主任候補なったやつ。んで、
一緒に映ってるのが、煉獄の奥さんね」

「ああ、でしたら。二田の方に
依頼を掛ければ。お二人をモデルとして
起用も可能ですね。丁度、こちらも
同じ様に、ブライダルのCMの話が来てまして。
私が、担当をさせて頂いてるのですが」

木崎の言葉に月城がそう言って来て
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