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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第76章 ふたり 一人独り 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ



内心 後ろめたさを感じて居た

みくりは隠す事なく
河田さんと会うつもりにしてると
俺に話してくれたのに

俺は 博多の壇蜜と話すつもりでいると
みくりに伝えられてないままで

LINEにするのもおかしいが

あっちも仕事が済んですぐに動くなら
俺と電話をしてる時間が無いかも知れない

とりあえず 今日の研修が済んだら
みくりに電話するだけしてみるか

「とりあえず…、
腹が減ってはなんとやらだな」



ーー
ーー
ーー


昼休みを終えて
自分のデスクに戻ると

そこに冨岡が歩いて来て

「みくり。炭治郎から話は聞いた。
俺も、手伝う。河田の事だが…、
河田は京大の出身だ。後は考えろ
あの男は口が軽い、飲ませれば
勝手に喋るだろうからな、後、俺は
みくり、お前の味方だ」

珍しい位にあのイケボで
長文を喋ったと思ったら

河田の出身が京大?
京都大学って事?

でも なんで そんな話をするの?

「手を出せ」

そう声を今度は潜めて言って来て
みくりの手にある物を握らせる

「冨岡さんッ、これ…、もしかして」

「これは、俺の個人の判断だ。
俺には説明は不要だ。知ってるからな」

「え、あの…冨岡さんってまさか…」

ふっと冨岡が口の端を曲げると

「ただのしがない会社員だ」

「あの、冨岡さん、これ…
ありがとうございました」

「気にするな」

そう言って 冨岡が
自分のデスクに戻って行って

みくりが自分の手の中の
冨岡から貰ったそれを見つめる

「スパイの秘密道具…みたいだな」

ちらっとみくりが自分の
デスクに戻って行く冨岡の
後姿を見つめながら

アーニャじゃなくても
こんなのを見たらワクワクして来る


「人は…、見かけに寄らないんだな…」

そう ボソッと漏らすようにして呟いた

冨岡からパソコンにメールが届いていて

”助っ人を用意して置いたから安心しろ”

と言うだけのメールで
読んだら削除しろと
その文章に書かれていたので
そのメールに目を通すと
冨岡からのメールを削除した


ーー
ーー
ーー

初日の研修を終えて
不死川達が飲もうと誘ってくれたが
その誘いを断って
木崎先輩と共に 博多支社の入口で
月城が待っていると言って居たので
彼女の待つ会社の入口へと向かった

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