第76章 ふたり 一人独り 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
「いや、俺は朝からカレーは無理だわ。
パンとコーヒーで十分。
てかサラダも、わざわざ
チョップサラダにしてくれるし驚いたわ」
木崎がそう言いながら
明太子のドレッシングの
チョップサラダを食べていて
「先輩。これ、食べたら。
カレーと肉、お代わりして来ていいですか?」
「お、おう。時間はあるからな。
朝から食欲…そんなあるんだな。
そりゃ、あっちも凄そうだわ。
6回の男なだけのことあるわ。お前。
煉獄の、その食欲、分けて貰いたいね」
そう木崎が
杏寿郎の食欲を別の食欲に
繋げる様にして言って来て
杏寿郎が木崎の言葉に
驚いた様な顔をしながら顔を上げると
「まぁ、俺のそれが原因で
昔は交際しても続かなかったので。
その辺りも、妻には感謝していますから」
「お前もタフだけど、
あのおっとり美人の奥さんも
お前のそれに付き合えるって事だろ?
ってそれが原因で別れるとかって」
どんな セックスしてんだよとは
聞いてみたいが恐ろしくてやめた
「っと、木崎先輩。
研修って何時からでしたっけ?」
「他の支社とも共同の研修だからな。
博多と、広島、京都と、俺らの所と
本社のある中央の連中な。
ああ、言い忘れてたけど。不死川と
伊黒も来るぞ?研修。博多の支社までは
博多駅から電車で3駅ほどあるし、
駅までは初日は、あっちの担当者が
迎えに来てくれるって話だからな」
「担当者と言うと…」
二ッと杏寿郎の言葉に
木崎が笑顔になって
「そうそう、河田を振った
博多の壇蜜様な。河田だけじなくて。
他の先輩も、知ってた位だから。
期待していい美人だろうな」
朝食を終えて
スーツに着替えると
ホテルを出て 駅まで歩く
通勤の時間は過ぎてるから
駅も閑散としているな
あっちの担当者とは
博多の支社の最寄り駅での待ち合わせなので
今回のリーダー研修の参加者には
そこで顔を合わせる事になるが
それにしても
不死川や伊黒も来てるのか
最寄り駅の集合場所には
既に数名それらしき人が居て
その中に見知った顔を見つけた
不死川と伊黒も
こちらに気が付いて手を振って居て
「よォ、煉獄。
お前も、リーダー研修受けるんだな」
「そうか、知って居れば
同じホテルを予約した物を」
「お前らも、相変わらずそうだな」
新人教育で2人は木崎先輩に
お世話になっていたので